はじめてのマルチはスペインで

1893年~ 海軍建造競争と、ステート化と

中国の各国権益が確定したことで、中国戦線はあとはInfamyに余裕が出来た国から順番に戦線して割譲していくことが決定した。そこには既に、中国の主権など存在しないではないか! スペインはもう占領する土地がないので、しばらく平和……。

 

この頃、VCでもっともタイムリーな話題は、海軍維持費の話。前にもちょこっと話が出たが、スカンジナビア、オランダは猛烈な勢いで海軍に投資をしている。お陰で戦争の度に大赤字の維持費に苦しんでいる。金がないばかり言ってるし……(我が国は未だ無借金経営)。一方、スペインも遅ればせながら海軍拡張に参加。半島国家のくせにあくまで陸軍重視で海軍はまだ手を付けたばかり。艦隊の総数はまだまだ。多そうに見えて輸送船が半分近くだったりするので……。あとは、リキュールが買えない話が本格化していたのもここらへん。

 

それから、スペインの植民地各地にスペイン人が増えていることに気付く。植民地ステート化についてはMemoireさんに移民指定→官僚指定にすればいいと教えてもらったのだけど、スペインはNFを殖民に注ぎ込みすぎていて移民はしていない。けど、放置しておいてもキューバ、アフリカ各地が官僚さえ増やせば本国ステート化可能っぽくなっている(一部は、それすらしなくても)。これは凄いことかも。

 
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本国ステート化に成功したところには、すぐに満タンまで工場を建設していく。自動車、電話、電機部品、高級家具、高級服まではすべてセット。つまり、単価の高いものの工場ばかりを建てていくというワケ。恐らく、終わりまでに10ステート以上、、こんなことをした筈。お陰でアフリカが世界の工場に。余談だが、上にSSを乗せたキューバは何故か最後までステート化できなかった。何故だろう?

 
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工場の建ち並ぶアフリカ。これで工業点の伸びしろはバッチリだ!

 

そんな最中、事件が……。

 
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中国は現在、日本が宣戦して占領を進めていたのだが、どうやらXinjiang(一番西の果て)と間違えて、Xiangyan(各国権益境界線のど真ん中)を要求してしまったらしい。これにオランダが激怒して艦隊を日本沿岸に浮かべ、一触即発の状態に。そういえば、Xiangyanは日本、オランダ、スカンジナビアの間で所有権が確定してなかったみたいだ(スペインからは飛び地なので権益を主張するつもりなし)。1ステートでも3Mくらいザラにいる中国だけに、間違いで済む問題ではない! 各国の圧力の後に、日本はInfamyを無駄にしながら引き下がることに。お気の毒様。

 
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確定した国境線。Xiangyanの帰属が結局どこになったかは忘れた。スペインには関係ないんで。

 

またしばらく(というか何年も!)、アフリカのステート化と工場建設、それから、陸軍、海軍の増強を続ける。ここらへんからクリックゲー度が上がりまくり。あとは軍を動かしたりもしていたけど、基本的にはのんびり。これぞ平和の象徴、スペイン王国。他のプレイヤー国は中国分割とかしてるみたいだけど、それは他の人のAARに任せる。

 

そんな最中、1899年ごろ、中国の飛び地ステートの帰属問題が発生する。というか、誰も取りたくないけど(Infamyを4使うし)、併合を控えて、どうしようかという問題。少なくとも地続きのステートを持ってるのは自分なので、責任を持って引き取ることにする。ちなみに、たったの1プロヴィンスだけど人口はなんと2M!!! なんとも不思議だけど、中国のどこかから移民が集まってきたのだろう。

 
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1900年~ またまた助太刀するスペイン

中国でちょっと占領する作業をした以外はとっても平和だったスペインは1900年を迎える。あまり気にしていなかったランキングだが、なんとスペインは3位まで上昇してる。上にいるのは英仏と列強上位クラス。せっかくだから他国も紹介したいけど、他国のSSが残ってない! たしか、スペインは3位、日本が4位(この2国はよく入れ替わる)、オランダが5位、スカンジナビアは9位だったかな? JAPANは中国分割で割を食っていたせいで相当不満があったみたいけど、やはり工業点勝負では人口の多さが響いてくる。なにせ、ここまで拡大しているスペインと同等なのだから! あ、発見したのは1899年のSS。

 
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1900年は重要な技術がいくつも解禁される年だ。哲学の解禁日であるだけでなく、陸軍ではボトルアクションライフルと、毒ガスの発明を誘発する発明も。海軍は1900年技術の発明で作れるようになるドレットノートが、過去の海軍をすべてゴミにするほど強力らしい(マルチって勉強になるね!)。なので、真っ先にそこらへんの技術を研究。というか、1895年くらいから何も研究してないので、主要技術は一瞬で研究が済む。

 

さて、そんなこんなで過ごしていたスペインを再び呼ぶ声が。単独でロシアと戦争していたスカンジナビアが、ロシアが手強いと助けを求めてきた。スカンジナビアはロシアとの国境にもある程度の兵をおいているので、二つ返事で参戦してロシア兵相手に遊び始める。

 
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適当に部隊を迎撃していたら、なんと!! 海軍のドレットノートがキターーーー-!!!! 一気にすべての旧式艦の生産をキャンセル、全港プロヴィンスでドレットノートの生産に切り替える。どれだけ強いか知らないが、他のプレイヤー国家が同じことをしてくる以上、数で勝負するしかない。

 
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そして、降りかかってくるロシア軍を殲滅してのんびりいると、スカンジナビアから本国がピンチとの救援要請が。そこで、軍をサンクトペテルブルグ方面の戦線に差し向ける。たしかに、この周辺のロシア軍の数……スカンジナビアはよく持ちこたえたなとビビるレベル。しかも、スカンジナビア軍は毒ガスも発明済みなのに、ロシアどれだけ粘ってるんだよ……。

 
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そんな協力もあり、スカンジナビアは無事領土を獲得して和平した模様。

 

1901年~ ドレットノート建造競争

 

さて、1900年も過ぎ、ここまでプレイすると、プレイヤー同士による第一次世界大戦が見えてくる。最も好戦的なのはJAPAN担当のTaksityan氏で、もちろんターゲットは列強上位の座を争い続けているスペインだ。JAPANは北京を要求しているが、スペインは代償として大阪ステートを要求しておいた。口撃はどんどん激しくなっていく……。

 

このあと、ひたすらステート化と工場建設、陸軍ユニットを限界の1500ユニットまで増産、ドレットノートも、とりあえず400隻発注。すると恐ろしい勢いで軍事点が増え、ランクもグングン上昇していく。

 
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列強ランクはスペイン、JAPAN両国が2位、3位を占めながらデッドヒート。既にフランスを追い抜き、残すイギリスも射程圏内に収めつつある。

 
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ここにきて、オランダはスペインとの防衛協定も破棄し、中立を宣言した。スカンジナビアも中立宣言。JAPANは、オランダともスカンジナビアとも戦争しない宣言。じゃあ、誰と戦争するんだ?

 

運命の時は近いようだ。

 

終盤戦に向けて

この文章は、このAARに相当するプレイの直後に書いている(掲載はプレイの2回遅れ)。今の時点での自分の展望と予想を記しておきたい。

 

まず、スペインはこのまま何事もなく工業化を続ければ、日本どころかイギリスも振り切り、列強1位のままゴールするのではないだろうか。アフリカの大部分と、もしかしたら中国の一部までステート化(本国扱い=工場建てられる)できるので、工場労働者の数は伸び続け(日本は海外植民地が中国しかないのでさほど伸びしろがない)、工業点で負ける筈がない。更に、スペインは財政も盤石のため陸軍・海軍ともにフルスピードで生産を続けている。この生産速度も日本とほとんど違いがない。ちなみに、生産可能な最大師団数は、スペインが日本を上回っていて、質は同等だ。筆者LUXが平和主義なのは本当なので(AARを読めば分かるがリスクある戦争をほとんどしていない)、このまま平和に終わっても問題ない。

 

しかし、他プレイヤーもいる以上、そうはかないだろう。叩かれるのは、ある意味で1位の宿命だ。上位列強は上位列強らしく軍事力を背景とした圧力外交で世界の均衡を保ち続けるつもりだ。

 

スペインは平和主義なので。

 

はじめてのマルチはスペインで


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