というわけで、我が国は1936年元日を列強首位として迎えた。
おめでとうございます。
うむ。ポルターレス氏、マスカヤノ氏、ホルヘ・モント氏も祝いにきているぞ。
おめでとう。無病息災でやっているようだな。
マケマケでの治療の成果なのでしょうか、奇跡的な長寿を保っています。
おめでとう。ペドロ・モント君、よくやった。
おめでとう。これからもチリ神様とこの国を導いていってくれたまえ。
はい。
では、昨年12月31日時点での状況を報告するぞ。まずは人口等から。
私の時代には1.08Mしかなかった人口が5億を超えている・・・、500倍になっている!!
我が国はアメリカ人民共和国、英国、中国を抑え人口でも首位になりました。
なんだか中国がショボーン(´・ω・`)な状態になっていますね。
我が国をはじめ、英国、ロシア、オランダ、スペインといった国々が派手に切り取っていったからな。
その中国を派手に切り取ったせいか、我が国の識字率は列強諸国の中では46%と低めです。まぁ、ロシアほどではありませんが。
しかし、フランスの識字率100%、ベネズエラの識字率92%というのは驚異的だな。
次に領土について報告するぞ。まずは南米大陸本土から。
私の時代には南北に細長かったチリが・・・、今は東西にも幅のある国になっている。
ボリビアは併合され、ペルーは北半分だけに。なんだかアルゼンチンがショボーン(´・ω・`)な状態になっていますね。
アルゼンチンでは反乱が頻発してそれを抑えられず、もはや国家としての態をなしていない。我が国に併合されるのも時間の問題だ
ろう。
まさか、アルゼンチンも併合するつもりでは?
神に不可能はない。
(本当かなぁ)
何か言ったか?
い、いいえ、何でもありません。
うむ。続いてはアフリカでの植民地だ。
私の時代にはマダガスカルだけだったはずだが・・・。
私の時代にはエチオピアが加わったが、・・・今やアフリカの東部~中部に広大な植民地を有している。
フランスによる植民地化もすさまじいな。我が国とフランスに続くのはオランダか。英国のアフリカでの植民活動があまり活発では
ないな。
アフリカ南西部はどうしたわけかまだ列強による植民地化が進んでいない。この地もいつの日か我が国が植民地化して大西洋に到達
するのだ。
アフリカ横断政策というわけですね。
うむ。続いてはアジアでの植民地だ。
私の時代には朝鮮だけだったはずだが・・・。
私の時代にはダイナムが加わったが、・・・本当に中国がショボーン(´・ω・`)な状態になっていますね。
我が国をはじめ、英国、ロシア、オランダ、スペインといった国々が派手に切り取っていったからな。
私の時代には、ロシアが日本の近畿地方と小笠原諸島を租界化していましたが、今は近畿地方以西と小笠原諸島は我が国の租界とな
っているのですね。
現在、迪宮皇太子を旗頭に、我が国の指導下で、薩摩・長州・土佐といった西国諸藩が討幕軍を組織している。東日本の徳川幕府を
打倒した暁には、迪宮皇太子を国家元首とする新生日本が誕生して、我が国の極東戦略の要石となるであろう。
台湾を独立させることができなかったのが残念でしたが。
そうだな。まだ独立には機が熟していなかったのだろう。さて、次は工場についての報告だ。
我が国の資本家はラ・パンパ州とフフイ州にも工場を建設しました。
私の時代にはやっと工業化が緒についたところだったのだが・・・。
今や、電子部品に電話、自動車まで生産しているとは・・・!
続いて、各列強との国際関係図だ。
チリ | アメリカ | イギリス | フランス | ベネズエラ | ロシア | コロンビア | オランダ | |
チリ | - | 200 | 200 | 200 | -195 | -75 | 200 | 200 |
アメリカ | 200 | - | -190 | -110 | 35 | -139 | -175 | -140 |
イギリス | 200 | -190 | - | 71 | -193 | 82 | -195 | 98 |
フランス | 200 | -110 | 71 | - | -200 | 40 | 55 | 170 |
ベネズエラ | -195 | 35 | -193 | -200 | - | -200 | -195 | 5 |
ロシア | -75 | -139 | 82 | 40 | -200 | - | -35 | -160 |
コロンビア | 200 | -175 | -195 | 55 | -195 | -35 | - | 5 |
オランダ | 200 | -140 | 98 | 170 | 5 | 160 | 5 | - |
アメリカ人民共和国は我が国とベネズエラ以外は各列強との国際関係値がマイナスですね。ベネズエラもアメリカ人民共和国とオラ
ンダ以外は各列強との国際関係値がマイナスですね。
うむ。我が国とオランダがなければアメリカ人民共和国とベネズエラの2国は他の列強から孤立していただろう。
近畿地方と小笠原諸島を要求した対露戦争で、一時はロシアとの国際関係値は-200まで悪化しましたが、我が国の外交官の努力で-
75まで持ち直しています。
うむ。そして、最後に世界地図だ。
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英国が中央アジアですごいことになっている一方で、ロシアの北米植民地もすごいですね。
我が国の租界となった朝鮮の横の沿海州の褐色のところは?
あれはオランダ領沿海州だ。オランダはインドネシアに加えてインドシナ半島、沿海州、アフリカ中西部に植民地を得て植民地大国
となった。
何ともカオスだな~
以上で最終報告は終わりだ。
長い間おつきあいいただいてありがとうございました。
また別の時空で会おう。
何かおっしゃいましたか?
何でもない。私の独り言だ。
2度の政変に揺れたロシア本土との結びつきが弱まっていたロシア領カナダでは独立の機運が高まっていた。そして、それはアラ
スカ共和国の独立へとつながった。しかし、新たに誕生したアラスカ共和国においても、ロシア本国と大差ない寡頭政治体制だった
ために、各地で反乱の火の手が上がった。中でも、アメリカ人民共和国に隣接する南部においては、アメリカ人民共和国の支援を受
けて社会主義者・共産主義者たちがカスカディア人民共和国の建国を宣言し、これに各地の社会主義者・共産主義者たちが呼応した
。この状況を見て、チリ、英国をはじめとする国々が社会主義革命の鎮圧に介入した。英国が介入した東部においては、英国領カナ
ダに隣接し、英国系住人が多かったので、英国系住人によってボレアリア共和国の建国が宣言された。さらに、寡頭政治体制にもプ
ロレタリア独裁制にも与しないロシア系住民は、チリ・フランス・オランダ・コロンビア等の有志連合によって支援され、ユーコン
州を中心としたユーコン共和国を建国した。
旧ロシア領カナダに新たに誕生した4つの新国家の国旗は以下のようになった
ロシアの白青赤の三色旗をベースに、ロシア領カナダ時代の6つの州((Victoria2における州区分。Russian ColumbiaはRussian
British Columbiaのことである。))であるAlaska、Yukon Territory、Russian Columbia、Manitoba、Saskatchewan、Northern
Territoryを表わす6つの青い星を白地に配した国旗。((仮想歴史Russian Americaの[[Alaskan
Republic>http://althistory.wikia.com/wiki/Alaskan_Republic_(Russian_America)]]の国旗を参考にしました。))
青白緑の三色旗にベイマツ(別名ダグラスファー)と社
会主義の赤い星を配した国旗。((史実世界でも赤星なしの旗がカスカディア独立運動で用いられている。[[こちら
http://en.wikipedia.org/wiki/Cascadia_%28independence_movement%29]]および[[こちら
http://en.wikipedia.org/wiki/Doug_Flag]]を参照。仮想歴史Russian Americaでも[[Republic of
New_Albion>http://althistory.wikia.com/wiki/Republic_of_New_Albion_(Russian_America)]]として登場。))
ユニオンジャックと北極星と北斗七星を配した国旗。α星とβ星は北極星を指すように配せられている。((仮想歴史Russian
AmericaでもBorealiaとして登場。史実世界でも1930年にカ
ナダ国旗として提案されるこちらを参照。))
&ref(): File not found: "Yukon.jpg" at page "フィナーレ そして エピローグ(Russian Canada etc.)";
ロシアの白青赤の三色旗をベースに、青の帯を広くして中央に白い星を配した国旗。青が白と赤よりも幅が広いのはプロレタリア独
裁制(赤)にも寡頭政治体制(白)にも与しないということを意味している。((仮想歴史Russian Americaの[[Democratic Republic of
New Russia(1927-1929)>http://althistory.wikia.com/wiki/Borealia_(Russian_America)]]の国旗として登場。))
チリ領となった西日本では、迪宮皇太子を旗頭に、チリの指導下で、薩摩・長州・土佐といった西国諸藩により討幕軍が組織され
た。討幕軍が東日本の徳川幕府を打倒すると、迪宮皇太子が天皇に即位して新生日本の誕生を宣言した。時を同じくして台湾におい
ても独立が宣言され、新生日本と新生台湾はチリの極東戦略の一翼を担う存在となった。
各地で頻発する反乱を抑えられず、国家の態をなしていなかったアルゼンチンはチリに併合されることとなった。
地球上での列強による植民地獲得競争が終わると、列強は宇宙開発競争を始めた。人類は地球周回軌道に無人、有人の宇宙船を打
ち上げ、月や惑星にも探査機を送り込んだ。そんな探査機の一つでマケマケを探査していた探査機が表面に謎の構造物を発見した。
それはポルターレス氏らが眠るチリ神の基地であったが、遠距離撮影だったためにその正体を掴むことはできなかった。