ブラジル(Blazil)
1836年段階でのブラジルは、1822年にポルトガルから独立したばかりの若い国家でした。史実では、パラグアイとの戦争に勝利し、第一次大戦では協商国側として参戦しています。アメリカやイギリスの庇護のもと、ぬくぬくと工業化を進めるもよし、周辺諸国を束ねて列強として覇権を求めるもよし、初心者からベテランまで、その自由度の高さを満喫してください。
人口約600万人。労働人口150万人。ステート12。主流文化はブラジル人ですが、人口の6割にとどまっています。残りのうち3割はアフロ・ブラジリアン(アフリカ系ブラジル人)。
コーヒー、タバコ、果物、熱帯材など、商品価値の高い産物がそろっていてお金には困りません。工業化によって農民が工員になると収入が減るほど。
スタート時で軍事力3。歩兵6、騎兵3です。初期生産可能な連隊数は3。
陸軍4、海軍2、商業3、文化3、工業2。欧州諸国には及びませんが、隣国よりは進んでいます。技術は農園の収入を増やすものを優先的にとるのがオススメ。
アメリカ・スペインとの関係が最初から良好です。しかし、フランス・オランダ・イギリスとは国境を接しているので、油断は禁物です。商品作物の輸出で経済が回っているので、海上封鎖によって致命的なダメージを受けます。間違ってもロイヤルネイビーを敵にまわさないように。
最初からボリビア・パラグアイに大義名分(中核州奪還)を持っています。中核州奪還+侮辱で、国威を15pt得られるので、列強入りを目指すときには助けとなるでしょう。
あるいは、ウルグアイでマイノリティーになっているブラジル同胞を救うため、開始直後にウルグアイを併合しに行くことも一つの方法です。ウルグアイのブラジル人は、中核州化と、国力傾注ポイント増加までの時間を短縮してくれるでしょう。
技術レベルが低い段階では、工場を建てるよりも、コーヒー・タバコ農園でPOPを働かせたほうが効率的です。国内には鉄が産出されず、南米では石炭が全く手に入らないので、焦って工業化してもなかなか黒字になりません。放っておいても移民がどんどんやってくるので、ある程度人口が増えてきたら、木材・家具・高級家具のラインで工業化を進めるのがベターでしょうか。ただし、鉄道のインフラは作物の産出に直結するので最優先で!
列強として覇権を目指すのであれば、海軍技術の開発は不可欠です。影響力に隣国・同大陸ボーナスがつくので、ブラジルが南米各国を勢力圏にいれるのは比較的容易ですが、その先、列強からカリブ海やアフリカの植民地を奪ったり、北米大陸に進出するためには、やはり海軍力が必要になってきます。英仏に勝つのは至難ですが、西・蘭と渡り合えるぐらいの艦隊は欲しいところです。