平和の国・オスマントルコ

オスマン02

 
 

1836年、オスマントルコの初期戦略

 

そんなこんなでプレイスタート。スタート前からスペイン(ホーネットさん)にやたら敵対視されていたが、オスマントルコとしては、好戦的な戦争に付き合うメリットはさほどない。

 

識字率7.8%というハンデを抱えてはいるが、人口はすべて本国人口でトップ。上位国家扱いなので特定植民地に手出しはできないが、軍事力はそれなりに確保できる。アジア植民地もないこともあり、喧噪から離れてプレイするには最適なのだ。

 
nolink
 

最序盤はプレイヤー中最上位の列強7位スタートという立ち位置を活かして、小火器と帆船を100まで買い込む設定でスタート。オスマントルコの初期軍隊は非正規兵が含まれ、近代化が急務な上に、トリポリと交戦中、すぐに戦争があるのに輸送船が3隻しかない。マルチの世界市場では上位のプレイヤー国が商品を買い占う=下位は買えないという事態に直結する。かくして最序盤の輸送船購入競争に勝ち、次々と輸送船の生産が始まっていく。

 

スペインは内戦に手を取られつつも、チベットを獲得したらしい。ベルギーはオランダと戦争中、スウェーデンはスカンジナビア統一の定石であるデンマーク宣戦、ポルトガルは何をしているのか分からないが……。

 
nolink
 

そして。オスマン海軍を地中海に派遣し、海上封鎖をした上で、輸送船が完成して間もない1836年3月には総動員発令。同時に両シチリアに宣戦布告する!

 

小国の汎用国家戦略にも書いた通り、両シチリアは欧州唯一と言って良い、誰でも手出しでき、人口/Infamy比で美味しく、識字率の高い、宝のような国家。スペインが野心を剥きだしにしている今、先手必勝で取るしかないだろう。

 
nolink
 

オスマントルコは総動員兵も輸送し順調にシチリア島の総動員兵を撃破するが、8月にはスペインが横取りしようと参戦。両シチリアは3ステート国家のため、順当に行けば自分が先に1ステートとって和平、次にスペインが1ステートで和平、残った首都ステート(人口1M近い!)を、先に和平した方が取れる計算になる(今回は和平条約を破ってはいけないルール)。
 スペインは屈辱宣戦しかしてないため横取りすることも不可能ではないのだが、スペインのために両シチリア兵を蹴散らすのも癪なので、6月、1ステートだけ獲得してあっさり和平することにした。スペインはVCで苦戦とか文句言ってるが……関係ない。

 
nolink
 

これで最序盤戦略は予定通り進みました。お陰で識字率は10%を突破しましたとさ。

 

1837年、エジプト侵攻と、オスマントルコの妥協

 

両シチリア戦が終わってすぐに、オスマントルコの中核州を大量に領有しているエジプト戦に移る。現在のInfamyは両シチリアを獲得して10あったが、考えあってグルジアとキプロスを独立させて-10で0まで下げる。オスマントルコはこれが出来るから強いのだよ……!!

 
nolink
 

正規兵を作る時間がもったいないので再び総動員して1837年3月、エジプト侵攻を開始。正規兵50師団近くを投入して一気に制圧。初期中核州をすべて取り返すだけではない。Dumyat(スエズ)、Asyut、Farafraの3ステートも同時に奪取しようという訳だ。

 

ここで一つの誤算が……。

 

糞ったれのロシアがフランスを引き連れて侵攻してきやがった!!!

 

#ref(): File not found: "マルチ06オスマン第一話-06.jpg" at page "平和の国・オスマントルコ 第一話"

 

く、これはヤバイ……。エジプトに軍は送っていて守備兵がいない。ロシアの要求してきたステートはKars(小アジアのロシアとの国境の土地)。どの列強とも同盟を結べていないことを危惧していたのだが、まさかこんな早期にロシアが侵攻してくるとは。

 

自分LUXは、決断は速い方だ。

 

エジプトについては中核州は後でいつでも取れる上にInfamyの損はないので、宣戦から5日後(現実時間にして2分足らず)で、既にエジプトに要求していたDumyat、Asyut、Farafraプラス中核州を取れるだけ取る要求で和平を成立させた。

 

そしてロシア、フランス戦は若干悩んだが、ロシアはともかくフランスが参戦している時点で勝ち目がないと判断。開戦3週間で1度も交戦することなく、Karsの引き渡しを決め和平が成立した。リアル時間にして5分くらい。しかし、いきなりロシアにやられるとはね。

 

#ref(): File not found: "マルチ07オスマン第一話-07.jpg" at page "平和の国・オスマントルコ 第一話"

 

あれ? どうせすぐ和平するなら、エジプトと早期和平する必要なかったんじゃね? って突っ込みはナシで。ついでに、このタイミングで医療改革が1段階完了した(エジプトから取った土地のお陰であってロシアのせいじゃないよ)。

 

1838年、もう一つの誤算と、オスマンの再起

 

ここでもう一つの誤算が生じた。

 

GC開始直後からの相次ぐ戦争により、ロシアとの休戦直後に破産してしまった!!

 

#ref(): File not found: "マルチ07オスマン第一話-08.jpg" at page "平和の国・オスマントルコ 第一話"

 

このタイミングで破産は予定外だった。お陰でせっかく中核州奪取で貰えた威信35も7まで下がり、総合ランク15位に後退。まさかの列強落ち、さらにセカンダリパワーからも転落し、20位以下にまでなった。マルチでは総合点、軍事点による宣戦布告縛りをしているので宣戦布告ができなくなり安全にはなるが、低識字率のお陰で、ただでさえ少ない研究点(もともと5.25点)が、列強、セカンダリボーナスすらなくなり4.5点まで下がるのは痛い。
 いずれにせよ、ひとまずは財政再建に尽力することになる。

 

#ref(): File not found: "マルチ07オスマン第一話-09.jpg" at page "平和の国・オスマントルコ 第一話"

 

この時点のランキングをぺたり。ポルトガルは圏外だが、プレイヤー国家各国が上位に名を連ねるようになった。特に恐ろしいのがベルギーで、下位国家なのにオランダからジャワを奪取して、既に50師団を確保。既にオスマントルコよりも師団数が多いという有様。メモさん、恐ろしい奴。

 

さて、次のターゲットは1841年に再び両シチリアとの和平が切れる。最後の1ステートをConquestするためのInfamyを確保しないといけない。現在のBBRは12。1年に約1ずつ下がり、Conquestには20の余裕が必要なので、そのままでは9点。
 スペインはさんざんオスマンが両シチリアを取ると煽り立て、オスマントルコを悪のように宣伝し、敵に仕立てあげようとしていた。しかし、この行動から分かる通り、当初の計画では両シチリアを併合するつもりはなったのだ!!

 

……なのだが、ここで先ほどロシアに取られたKarsが効いてくる。オスマントルコは最初からアルメリアを独立させることができるが、初期領土から見ると3プロヴィンスなのでややもったいない。しかし、アルメリアの中核州のうちオスマンにある2プロヴィンスはKars所属なので、Karsを失った今独立させれば首都のみの1ステート国家で済む。これって得じゃね? ってことで、独立させてしまった(だからランクが下がるんだよ!)。これでInfamyが-5され、1841年には5を切ることになる。つまり、結局のところ、両シチリアは併合可能なのだ。

 

#ref(): File not found: "マルチ07オスマン第一話-10.jpg" at page "平和の国・オスマントルコ 第一話"

 

とりあえず、暇だったので有事に備えて両シチリア軍は展開してある。しかし、両シチリア併合は前から公言していたが、国際社会というか、スペインの反発があまりに激しい。列強から落ちしたせいで帆船も買えなくなるから海上封鎖して潰してやるとか言ってるし。

 

もう一つ言うと、両シチリアの本国を取るべきかどうかは、マルチプレイでは微妙な選択になる。両シチリア首都ステートであるCampaniaの識字率の高い1M近い人口にConquestでInfamy20払う価値はあるが、他のプレイヤー国に一度取らせてから、Aquire Stateで奪取すればInfamy 10で済んでしまうのだから。仮にオスマントルコが取ったところで、スペインがそれを狙って来る可能性が高い。何せ、敵は他のプレイヤーに平気で襲い掛かる極悪人ホーネットさん、自国の利益のためなら手段を選ばないメモさんなのだから。

 

ここでスペインに渡すというのは言語道断だが、両国の緩衝材としてポルトガルあたりに引き取らせて穏便に済ませようというのが、オスマントルコが当初から狙っていた幕引きだったのだ。ついでに、スペインにイタリア半島でのポルトガルへの不可侵を約束させれば、言う事はない。

 

オスマントルコは、平和の国なので。

 

1840年、他国の様子

 

ちょうど戦争禁止期間が終わる1840年1月1日のタイミングで

 

ここで夕食休憩となったので、他国の初期戦略をざっくりと紹介しておきたい。

 

凶悪な本性を表したスペインは、早期にイギリスからチベットを獲得。続いて両シチリアも奪取し、オスマンに襲い掛かろうとしている。ただ、意外と師団数は少なく23師団。

 

ベルギーは恐ろしいことにJavaを取り入れ、既に55師団を編成。メモさんは序盤は非正規で兵を作る人だからとは言え、特定5植民地を取る権利を行使していない時点でこの数字は……恐ろしい。

 

ポルトガルは信じられないことに内陸国のスイスを襲い、東スイスを獲得。高識字率狙いは分かるが……なんてギャンブラーなんだ(笑)

 

スウェーデンは統一の下準備に、アジアからJambi(アチェの横)を獲得。人口狙いですな。

 

意外にも特定5植民地に誰も手を出していないのは、今回は各国自分の権利分取れることが約束されているので、1850年の一発併合可能になった後に取ったほうがいいという判断でしょう。

 

そして、マルチプレイヤーの間でも頻繁に話題になった中国によるパンジャブ侵攻! この後、アフガンとも戦争したり、パンジャブは凄いことになっています。

 

#ref(): File not found: "マルチ07オスマン第一話-11.jpg" at page "平和の国・オスマントルコ 第一話"

 

ルール策定時に中国の領土侵入禁止ルールを定めた時に、もし初期から領土広げたらどうしようという話をしたのだけど、初期中核州限定にして良かった。中国の領土すべて侵入禁止にしたら、仮に中国がパンジャブを併合したら、誰もパンジャブを取れなくなっていたかもしれないという……。

 

続きはまた次回。

 

コメント欄


平和の国・オスマントルコ


トップ   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS