トップ 自由平等博愛の名のもとに
三日目は書くことが多いため、例外的に三章構成にいたしました。断章は二日目の直後の時間軸になります。
▲この時点での外交概観
▲二日目終了時列強スコア(再掲)
ドイツ戦 や ら な い か?
かねてから一通りの宣戦先を検討してきたフランス。それはイギリスとて同じであった。英仏両国は英仏という序盤の優位性を最大限生かしたいという価値観は共有しており、それだからこそのプレイ二日分の協力体制が成立したのである。その延長上でのこの提案であった。
ここでドイツを食べることは序盤のフランスの目標であるドイツの工業点の伸びを抑えるということとも合致するわ。
ですが、そうすると当然イギリスも伸びるわけで。しかもフランスは先の独仏条約の関係上、ドイツのステートを奪うことはできず、イギリスだけがドイツステートを食べられます。まあ、先の条約を破棄するというのも選択肢としてなくはないですが……。
条約を破棄したとしても同じことね。フランスが伸びるのと同じようにイギリスも伸びる。
ですが、フランスは一位を目指さないんですよね?イギリスがいくら伸びても構わないんですよね?
思ったより、フランスの点数の伸びが良好なのよ……。これが1日目の後半以来のすべての誤算のもとよ。もしかしたら一位ワンチャンの可能性もあるわ。
仮にイギリスの提案に乗りドイツ戦に乗ったとしても、最後までイギリスが味方するとは限らないわ(英独vs仏に持ってかれる可能性はある)。もし序盤と同じように英仏露でドイツを分解すると英露vs仏に持ってかれる可能性は否めない……。イギリス外交は常にリスクをはらんでいるわ。ここまでイギリスと歩調を合わせておいていうのもあれだけど、ドイツというイギリスに対抗しうる手段を
もしイギリスの提案を蹴り、ドイツと共同でイギリス戦を開始したとするわ。でもイギリスという2日間価値観を共有してきた友好を切ることはそれなりにリスクがあるのよね……。ただそうするとワンチャン2位のイギリスを抑制して、フランスの一位が安定する可能性も?でもフランスは工業点が伸びない宿命にあり、一位はどっちにしろ無理……。でも……(ぐるぐる
イギリスの提案も蹴りつつ、イギリスとの盟友関係を続けるという手もあるわ。これは「何もしない」という中間の選択肢ね。多分これは一番の地雷かもしれない。英仏の中立条約はあと1年で切れる。イギリスの総合点至上主義的な考えによりフランス包囲網が組織される可能性は高い。ドイツやロシア、アメリカあたりを巻き込んだ包囲網ね。フランスはイギリスと違い、陸続きで狙われやすいし、VCにもそういう流れがないわけではなかった。となると「やられる前にやれ」ということになるかもしれないけど、イギリスはフランスがこのまま一位を維持するとは思ってないから包囲網を結成しないかもしれないし、どっちともいえないので……(ぐるぐる
考えが煮詰まっていますね。
ええ、そうねー……。あ、また私の農民刈られた!
別ゲーやってたんかい!
ええ。二日目プレイのあと二次会的に催されたコサックス3をプレイしながらずっとこんなことを考えたりしてたわ。
では私はしばらく離席しますよ。ちゃんと結論だしといてくださいね。
うーん。私だけでは決めきれないわね……。どうすればいいのかしら……?フランスの神様、私を救いたまえ……。
……………リ……サ…………。……ア……………サ………。
え?
……アリサ、お悩みのようね……。……どうしたというのかしら……。
あなたは、
……あなたの悩みを告白しなさい……。
フランスの敵はドイツなの?イギリスなの?
……あなたのプレイ目標をもう一度振り返りなさい……。
私のプレイ目標は、一位をとること?いえ、それも曖昧だったわね。アフリカの王者はもうなったし(キリッ)。あえていえば、フランス本土を守ること?
……違うわ。それよりも重要な何かがあったはずよ……。
あれ、なんかあったっけ?ブルジョワ独裁を守るとか?
……忘れないで。自由平等博愛でしょ……。
なんだそんなことね。何よ今更。
……自由、そうあなたは自由にフランスを導いていいのよ……。
ええ、そうよ。
……平等、陣営にとらわれない外交をするんでしょ……。
え、てことは……。
博愛。これが一番重要ね。多くの人と友好的に過ごす、すなわち最大多数の最大幸福よ。悪いこと言わないから人数の多い陣営にいて勝ち馬にのりなさい。
ふぁっ!?
だってアメリカまで行って遠征するのどう考えてもだるいし、ドイツ滅ぼしきるとか正直現実的じゃないし。仏独米でイギリスを攻める形が一番めんどくさくなくて常識的な展開よ。大体
(私怨……?てか愚痴……?)
でも、イギリスなんて、私には倒せないわ。だって海軍とか強いじゃん。その方が非現実的よ?
……悪いけど……切った貼ったは……私の得意ごとではないわ……。……ていうかブリタニアを倒す方法があるなら……私がききたいぐらい……ね……。
無責任ね。
……それは私にきくことでは……ないというだけよ……。……そう……イギリス……狙われている……あの……男……。……数々……戦場を……制した……あの男なら……あるいは………………。
……あ。
そして、コサックス3を終了した筆者は気づけばつぶやいていた。
ドイツさん
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