ロシアは蛮族か否か

戦後体制

今回の対英戦の成功は、国際情勢に大きな影響を与えた。
取り分け、オーストリアは三国同盟に囲まれた位置づけになり、イギリスがその国力をそがれた事で、アメリカは次は我が身と身構えたに違いない。

オーストリアは、三国同盟各国に同盟の打診をし、安全保障上の不安を払拭しようとした。
マルチルールでは、同盟解消から1年は宣戦できない為、同盟を組む以上奇襲は出来ないのである。

5年後の対英戦を見据えて3カ国ともこれを了承するが、それを見たイギリスが「オーストリアさん、そこで同盟を組むのはどうかと思う」などと文句を入れたところ
オーストリアも「そんなに言われると、本当に手を組みますよ?」と負けじと牽制する。
ここへ来て外交が人間味を増しつつあるようだ。

次の対英戦を見据えた外交が裏で白熱する中、ロシアはそんな事は露知らず、豆まきの為しばらく席を外す事になった。
マルチ1日目の日付は2月3日、そう節分の日である。 皆さん、ちゃんと豆は巻きましたかな?
関係ないが、我が家では散乱した豆を愛犬が片付けてくれるので、非常に重宝している、マルチでもこんな便利な衛星国が欲しいものだ。

植民地レース開幕

そうこうしている内に、ゲーム内では1870年を迎えようとしていた。
1870年といえば、列強にとっては記念すべき年。 そう、植民条件であるMachine Gunsの研究が開放される年である。

AHDでは、研究点が1年しか持ち越されない事もあって、国によっては若干スタートにずれがあるが、その辺の問題は事前の位置取りで解消できるだろう。

オーストリアが東アンゴラをポルトガルから割譲させていたが、いつの間に行っていたのだろう。
恐らくは、カンパニアを手に入れた時期と近しい時期だったのかもしれない。

ロシアはペルシャ湾ステートからオマーンに侵攻、オーマーン領ソマリランドを割譲させた。
取れるものならとって置こうという事で、東の端から進出を図る計画を立てた。

実を言うとザンジバルから進出する予定だったのだが、事前にVCでフランスが併合すると宣言していたと
勘違いしており、後で交渉を行う予定だった。
しかし、実際に併合したのはイギリスで、思いっきり敵国だったのである。(VCの人数が多かった為、勘違いしてしまった)

軽く絶望しながらも、ロシアとて研究点を貯めれば間に合うはずと判断。
兵士を送り殖民スピードを上げ、上手く行けばエチオピア南部のゴミステートだけでも確保できると
最後の抵抗に出る予定・・・だったのだが、ここでまたしてもミスを犯してしてしまう。

一つは、上記で説明したとおりAHDでは研究点の持越しが出来ない、つまりは研究点の多さが研究解禁時に大きく差を与えるようになっている。
ロシアは、この仕様をすっかり忘れており、実に2年分の研究点をしてしまった。

そして、ゲーム内の時間は1870年を示し、ロシアに取っては薄ら涙すら覚えたであろう時が訪れた。

「あっ」

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「あっ・・・。」

nolink

「・・・。」

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きっと、この体たらくを見て、人民主義者共は『ツァーは脳に梅毒が廻っているのか』等と一面に書きたて、アップを始めているに違いない。
もしくは、必死で買い付けを行っていたはずのマシンパーツを山のように積み上げて
革命近しといわんばかりにバリケードでも作っていることだろう。

ロシアの悲しみを余所に、他の列強は既に設けた足場を元に、次々と殖民を開始していく。

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西アフリカでは、フランスがギニアやセネガルなどの既得領域から殖民を開始し
ソコトを中心に殖民を展開中のドイツと連携して、イギリスを阻む動きのようだ。

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オーストリアは、エジプトから取り上げたコルドファン方面をチャド湖の方に進めている様で、
近いうちにドイツ領ソコトの植民地域とぶつかるだろう。
事前に取り上げておいた東アンゴラからは、ややカタンガ寄りに入植を開始しており、ムウェル湖でイギリスの殖民地域とぶつかっている。

イギリスはというと、ザンジバルからソマリランドとビクトリア湖方面への入植を開始しており
時同じくして、オーストリアとムウェル湖周辺で植民地ラインを接した。

南アフリカから西海岸沿いに入植も開始しているようだが、旧ポルトガル領モザンビーク辺りで接合する算段のようだ。

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一方、太平洋では、オランダから割譲させたパプアとハワイを軸に、ニューギニアとウェーク諸島に入植を開始。
日本は未だ技術が遅れている事からMachine Gunsの研究に至っておらず、アメリカが太平洋の島々を掌握しつつある。

ちなみに、何故オランダからパプアを割譲させたかをアメリカが語ってくれたが、どうやらニューギニアにゴムが沸くと思っていたらしい。
後半は自動車等ゴムを多用する為、非常に需要が伸びる物品であるが、残念な事にニューギニアには沸かず、ジャンビの方が正解だった様子。

アメリカも中々大変そうである。

大西洋に不穏な空気あり

ロシアが嫌うもの、それは海戦と時たま押し寄せるターバンの軍勢である。

序盤のロシア経済は貧弱であり、陸軍の運営費だけで赤字がガツガツ摘みあがっていく。
前回の対英戦では、開始から約4年という短い歳月だったからこそ、海軍の技術差は生まれなかったものの、ここへ来て完全に蒸気船の時代へと転換していくのだ。
つまりは、新たに海軍を整えない事には海峡すらもオチオチ渡る事も出来ず、下手をすれば輸送中の艦隊が死屍累々と化すなんていうこともあり得る。

次回のイギリス戦は、ロイヤルネイビーの増強は目に見えているし、ロシアの艦隊など、ソマリアの海賊レベルに落ちぶれるのだ。

時間が和平切れまで後2年に差し掛かった頃、何故かアメリカのアイアンクラッドがイギリス周辺をうろうろしているのを目撃。
以前から、英米の間の同盟締結が危険視されていたが、ここへ来て現実味を帯びてきたように感じられた。

ドイツさんが気を利かせてくれて輸送艦で英国本土をグルっと取り囲んで索敵をしてみたところ、最悪の事態が発覚した。

nolink

そう、アメリカ遠征軍のお出ましである。
まだ南北戦争終結から10年程度しか経ってないとはいえ、アメリカの国力は非常に強大であり、英米が合わさればシーパワーで圧倒される事は火を見るより明らかである。

この事態に三国同盟側も戸惑いを隠せなかったが、時代がMachine Guns解禁直後とあって、防衛側のほうが有利であることはご存知の通り
如何にこの利を行かせるかが、キーとなってきそうである。

英米vs独仏露の対立が表面化した所で12時に差し掛かった為、本日のプレイはお開きとなった。

果たして、どのような結果が待っているのか、次回へ続く...。

ロシアは蛮族か否か


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