前:プレ八紘一宇2-平和的工業国家日本の曙-/輝ける亜細亜の世紀
20世紀もすでに15年が経過し、最後の世代の技術も解禁されようとしています。
すでに世界は2度の大戦を経験しました。
わが日本は列強第2位の地位を確立しています。そして、第1位にはドイツ帝国が君臨しています。
はたしてわが日本は1935年12月31日にどのような地位を占めているのでしょうか…。
ゲームに残された時間はあと20年。
長いようで、結構短い時間です。
Budgetを確認すると、工場への補助金はおおよそ500/日。
小火器工場が厳しいのと、高級家具や服飾工場も厳しいようです。
なかなか工場をたちゆかせるのも難しいですね。
…。
あれ? 今回はわたし一人? でも、毛利のおっちゃんは「次の人に任す」というようなことを言っていた気がするんですが…。
??「あー、どーもまいど! 遅なりましてすんまへんなー」
あ。こんにちは。
あれ? いままでの方とだいぶ違う雰囲気ですね…? 道義さんとちょっと似ているような…。
今井宗久「わてがでっか? いやー、そんなちゃいますか。あ、すんまへん、自己紹介まで遅なりました。わて、堺の今井宗久ゆいます。今後ともよろしうに!」
…えっ? 堺? 戦国武将…じゃない?
今井宗久「戦国武将? わてがでっか! 冗談きつうおまっせ。わてはあきんど。誰とでも商いさせてもろうてますわ。丸ぅくおさめまっせ。…こういうの、南蛮の人の言葉でなんていうんやったかなぁ…あ、「ウィンウィン」でっか。「ウィンウィン」! 最近覚えましてん! リサリサ先生とちゃいまっせ!www」
…あの、この章、タイトルが「ラグナロク」なんですけど…。
悲壮感ゼロですね、あなた…。
今井宗久「そんなんゆうたかて、わかりまへんわー。ま、あんじょうやっていきまひょ。ネ」
はぁ、とりあえず…よろしくお願いします。
ところで、工場なんですが…。
今井宗久「ははぁ、工場でっか。なっかなか儲かりまへんな。いっちょ潰しますか?」
えっ、潰す?? でも、いままでせっかく増築してきたのに??
今井宗久「あ、あきまへんで、その考え方。投資したから惜しうなって、いつまでたっても抜け出されへんのは。わての株仲間にもおりましたわー。そいつ、破産しよりましたけどな!www」
そ、そこ笑うとこか?
今井宗久「南蛮人は「サンクコスト」てゆうてましたかなぁ…。とにかく、時期によっては儲からんことはありますさかいに、赤字やからすぐに潰す必要はおまへんけど、どうもずっと赤字なのはあきまへん。潰しまひょ」
は、はぁ。
今井宗久「ただ、全部潰す必要もおまへん。大事なんは、『個々に小さい工場がちまちまつくっている状態』がいかんのですわ。どっか一つ工場を締めるだけで、全体の状況が改善される場合がありまっせ?」
でも、場合によっては工場が大きくて、締めると失業者が溢れますよ?
今井宗久「ええんとちゃいますか? それがどないしたんですか?」
…えっ??
今井宗久「だって、儲かってないですやん。売れもせんもんつくって、ほんで、税金で食わしとるわけでっせ? 工場は福祉施設とちゃいます! あきまへんやろ。はい、Shutdown!」
おおお。こ、これは…。失業者が10万人とか…ありえない数字が…。
今井宗久「こいつら食うに困るさかい、コミィかナチに走るんやろなー。Militancyが上がって、社会改革できまっせー」
い、いやいや、反乱勢力に加わるでしょ!
今井宗久「ま、ええですわ。ちょっとは改善しましたな」
こ、こういうのを「カイゼン」というのか…??
今井宗久「おっ。これはなんでっしゃろ?」
東南アジアの資源状況です。
ジョホールとスマトラですね。
赤色のプロビのRGOがゴムです。
今井宗久「ゴムは欲しうおすなー」
ジョホールはイギリスが衛星国にしているんで、ちょっと手が出せないですね。
スマトラは独立させる国がないので、手の出しようがありません。
今井宗久「そーですなー。イギリス相手にジョホール取り合うんはちょっときつい話ですなぁ」
イタリアがオーストリア相手にステートを要求していますね。
この前の大戦で回復できなかったヴェネツィアと…南チロルかな?
今井宗久「これでイタリアもようやく全土回復ゆうわけですなぁ…なんかオーストリアの国旗が変なことなってますけど」
本当ですね。敗戦による革命が起こったんでしょう…そういえば、スペインもそうでした。
今井宗久「戦争に負けると大変ですなぁー。わても強そうな相手には喧嘩せんことにしとるんですわ」
現在のヨーロッパですが…意外というか、オスマントルコがわりと強勢ですね。
今井宗久「ホンマですな。おかげさんで、エジプトやらギリシャやらえらいことなってますけど…。そや。あんさん、今度、ギリシャあたりで危機起きたらいっとう最初にギリシャ側で手ぇあげはったらどないでっしゃろ?」
え。ギリシャなんていりませんよ。あんなちっちゃい国。
今井宗久「なにゆうてはるんでっか。そうやおまへん。ギリシャなんか、ほしい列強にくれてやりなはれ。そうやのうて、オスマントルコからイラクを独立させるええ機会やおまへんか?」
…お。
今井宗久「そのままやと、Friendlyの列強が善人面してオスマントルコに味方するでしょ。でも、危機やったらそうはいきまへんで?」
ま、まぁそうですが…。
日本は他の列強によく思われていませんからね、どうなるかわかりませんよ。
今井宗久「そうか、ドイツはんやな。ドイツはんがあんさんとこについたら、それはもう勝ちですわ。向こうはウクライナであんさんとこを利用したんでっしゃろ? 今度はこっちを助けてもらいまひょ。そうなれば、イラクだけやのうて、シリアももらえるかしれまへん」
…あきんどは喧嘩しないんじゃないんですか?
今井宗久「わてはしまへん。あんさんはしはる」
考えておきますよ。
今井宗久「おや、ロシアでっか?」
コーカンドという国が中央アジアにあったのですが、そこから原油が産出するんです。
ロシアはいまはほとんど力がありませんから、楽勝かな、と。
今井宗久「ホンマでっか? 裏ではスウェーデンがフィンランド争奪戦争をロシアとやってるさかい、それに乗っかったんとちゃいます?」
ま、まぁそれもあります。でも、スウェーデンだけでは勝てないでしょ。
今井宗久「それを助ける意味で? でも、スウェーデンはドイツはんと同盟しとるんとちゃいます?」
あ。そうなんですか?
今井宗久「またロシアは日本とドイツはんの両面作戦かいな。かなんなー」
コーカサスと中央アジア方面から侵攻します。
中央アジア方面はコーカンドのコアプロビを制圧したらその時点で侵攻をやめます。
コーカサス方面はロシア軍を撃破しつつ南ロシアを北上し、モスクワを目指します。
今井宗久「ほー。ロシアはいまそんな弱なっとるんですな」
ま、簡単に勝負はつくでしょう。
今井宗久「コーカンドを独立させるにはWarScoreが33も必要でっか」
思ったより多いですね。
同盟国を確認するとロシアには同盟国がほとんどいないみたいです。
今井宗久「各国で革命が起きたりしてまっさかいなー」
では、開戦します。
今井宗久「おやおや、ロシア軍はおりまへんなぁ」
ロシア本土に侵攻するのはこれで3度目…いや、4度目ですね。
今井宗久「最初はシベリアでしたもんなぁ」
コーカサス方面はロシア軍の影もなし…。反乱軍が攻撃してくるぐらいですか…。
今井宗久「ロシア側についたのも、モンテネグロだけですわ。楽勝でっしゃろ」
ようやく南ロシアでロシア軍と遭遇。
だけど、こちらが圧倒的です。
今井宗久「…ヒマでんな。わて、ちょっと茶ぁしばいてきてもよろしか?」
え? ああ、いいです…ていうか、お茶をしばくってどういう意味ですか?
今井宗久「意味? 茶ぁしばくゆうたら、ま、茶を飲みに行くゆうぐらいの意味ですわな。ま、ほなのちほど」
あ。そういう意味なんですか。いってらっしゃい。
…コーカンドのコアステートはすべて占領したから、後はロシアが早く折れてくれるか…だけど…。
なんか、モスクワまで占領しそうなんだけど。HoIでは至難のモスクワを占領できるなんて…。
おおっ、ロシアが折れた! モスクワ占領はさすがに耐えられなかったわけか。
よし、Proceed!
今井宗久「ただいま戻りました。おっ。ロシアに勝ちましたか…。コーカンド、なーんかけったいな領土になってますなぁ…。途中の植民地がロシアのコアステートになってまんのかいな…」
そうなんですよ。ま、大事な原油産出プロビはおさえていますので、いいですよ。
今井宗久「ドイツはんとこは6500、あんさんとこは4500。2000ポイントも離されてまんなぁー」
どうやって詰めるかですね。あと20年で。
今井宗久「まずは建艦競争かもしれまへんなぁ」
今井宗久「おっ。自動車工場とドレッドノートでっか! ついにきましたなぁ」
さらに工業化と建艦を進めましょう。
今井宗久「ドレッドノートがあれば、海の戦いは無敵でっせ…イギリス相手でも…」
そんな簡単じゃないですよ。
今井宗久「おやおや、いろいろと反乱軍がのさばっとりますまぁ」
そうだ、これについて聞きたかったんですよ。反乱軍って何が目的なんですか?
今井宗久「ああ、そんなことでっか。その反乱勢力について知りたければ、マウスオーバーすればよろし」
はい。
今井宗久「この反乱勢力Japanese Reactionariesは政体を変更したがってる勢力ですなぁ。こいつらの勢力が首都Edoを30日間占領すれば、反乱勢力の勝ちで、政体は変わります。クーデタですな」
どれも首都が目的なんですか?
今井宗久「そんなことはおまへん。その下のKorean Nationalistsであれば、Koreaがコア要求しているステートすべてを30日間占領すれば勝ち、となってます。いわゆる被征服民族の反乱勢力はそういう条件が多うございますな」
へー、そうなんですね。
今井宗久「とすれば、チェジュ島さえ死守できればKoreaの独立は阻止できますわな?」
えーと、あ、そうか。…いや、そんなせこいことしませんよ。
今井宗久「いや、そうでしょな。反乱勢力がなぜか独立しない原因はそうしたところにあったりします。単純に政体変革の反乱勢力ということもありますが、コアステートの最後がどうしても取れなかったりして独立できない、とかね」
それにしても、反乱勢力って、特に影響下にある国を勝手に変革するので困りますよ。
今井宗久「そういうことでしたら、基本の方針として、「軍事通行権」の承諾は必須ですな」
「軍事通行権」?
今井宗久「いわゆるMilitaryAccesssですわ。これがあれば、わが軍を他国領内で移動させることができ、波乱軍と遭遇すれば(なぜか)戦闘できます。
」
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