おれの名はニケフォロス・パレオロゴス。
1870年までにギリシャはバルカン半島側の3つのコアステートのすべてを危機により奪還する。
残るコアステートは2つ。Aegean IslandsとCyprusだ。
だが、こいつは長い戦いになりそうだ。
なぜって? どうやら危機を起こすのはギリシャだけじゃなくなってきているからさ…。
今回は実は時間的にかなり長い。30年の話になるんだ。
だから、技術開発の方向性、といってもさほど詳細な話はできない。
ここらへんまで来るとギリシャといえどもRPの増え方はそれなりのレベルになっているはずだ。
1900年までに44/日程度まではあげられるだろう。30年あるからな…。
とにかく、今回でギリシャを強力な国家にするんだ…。
そのための技術研究だが…
というところだ。
なに? 「結局、全部なんじゃないの?」だって?
まぁそのとおりだ。
やらなくていいのは、AestheticsとMetallurgy、Infrastructureぐらいだな。
これらはほっておいていい。
1871年、国土回復の効果で人口が増え、ギリシャもようやくNFが2になった。
これであるステートでSoldiersを増やしながら、別のステートでもCraftmenを増やすことができる。
列強を狙う国家なら当たり前のことなのだが、ギリシャはその当たり前のことが難しい。
このNFは後々重要な役割を果たすことになる。
だが、いまは新しい領土のClergyを増やすことに専念しよう。
新しい領土を得ると識字率が下がるので、これを上げるためである。
ギリシャは人口が少ないのでこの識字率の影響はやや大きいのだ。
Budgetの状況が悪化したので、外交タブを確認すると、宗主国のイギリスが南米で戦争を始めたようだ。
この時期になると戦争が起きても、Budgetは大幅な悪化ではなく、0ラインを行ったり来たりするのでなんとか保つことができている。
それにしても、ロシアが清国のSouthernZhiliを要求して戦争をしているようである。
ロシアもなかなか強勢なようだ。
ギリシャも憲政国家になったので、選挙が行われ、新しい政権が誕生した。
民主主義発祥の地、ギリシャの国民が選んだのは保守系統の政権であるのだが、経済政策はLaissez Faireである。
政権が変わった途端、Budgetが大幅に悪化。何があったんだ??
税率が引き下げられている? いや、上限が50%に制限されている??
国民の「税率100%やめろ」の声があったためだろうか。
しかし…こいつら国を滅ぼすつもりか?
こんな税率ではいまのギリシャを維持することはできない。
(というか、教育支出と官僚支出で税金がすべてなくなるって…)
この事態は陛下も憂慮したらしく、政権与党を変更。
税率を元に戻し、国家財政破綻の危機を逃れる。
だが、国民はこれに反発した。
「民主主義発祥の地なのに、選挙結果を尊重しないってなんなの?」
「そんなに偉そうならさぁ、トルコからギリシャのコアステートを全部取り返せよな」
「そのうち税率が200%になりそうだなー」
それにしても、この政権交代を選挙のたびにやらなければならないのか?
Militancyの増加が非常に怖いところだが…。
オーストリア=ハンガリーでスロバキアの危機が発生する。
ドイツがスロバキア支持で危機に参加するものの、危機は失敗する。
だが、危機が発生している間は、他の危機発生地域のFlashPointsが減少するため、AegeanIslandsなどの危機も遠のく。
この後10年近く、危機が発生してはWhitePeaceやFailなどが繰り返す。
このたびにギリシャのコアステートAegeanIslandsやCyprusのFlashPointsが下がる。
Western Siebenburgenでルーマニアが独立を求める危機が発生。
オーストリア=ハンガリー側にイギリスが参加、ルーマニアをドイツが支持し、イタリアが参加。
フランスは態度を留保していたが、オーストリア=ハンガリー側がドイツに譲歩し、ルーマニアが独立。
ようやく10年ぶりの危機による国境変更が生じた。
ギリシャのコアステートは一度危機が発生したものの、Failしてしまう。
このため、ギリシャはついに危機を自身で扇動することを決断。
AegeanIslandsに対して併合要求活動を実施させる。
しかし、どれだけ効果があるものか…?
FlashPointsの増え方はかなり早いのだが…。
ついに大戦が発明されたようである。
危機の重みが増してきた。危機の解決がうまくいかなかった場合、大戦になってしまうということである。
はたして危機を発生させることでの領土返還は可能なのだろうか?
大戦に巻き込まれた場合、かなり危険だ…。
オスマントルコ領のアルバニアで危機が発生。
アルバニアをフランスが支持し、イタリアがこの陣営に参加、オスマントルコをドイツが支持したがまだ参加国はない。
ロシアはこの関係性であればフランス側につくことは間違いない。
ドイツもそのように判断したらしく、フランス側に譲歩、オスマントルコはアルバニアを割譲。
ルーマニアに続いて独立国となった。
しかし、ギリシャの扇動活動はこれらの危機発生により阻害されており、うまくいっていない。
扇動活動に対しては危機の成功の可能性への疑念もあって、国の中でもこのままでよいのかを疑問視する意見が出てきている。
なお、FlashPointsに関する簡単な知識を下に示そう。
国際オリンピック連盟に加盟しないかとのお誘いが来る。
非常に魅力的だが、1万£はお高い。払えない額ではないが、ギリシャは弱小国なので結構キツい。
また国民がなんというか…。
また急に景気が悪くなったかと思うと、どうやら世界大戦が始まっていたようである。
ギリシャには関係のない戦争だが、景気が悪くなるのはちょっと具合が悪い。
アジアでは清国が統一戦争を始めたようだ。
第1回オリンピックゲームの開催国にならないかとのお誘いである。
またカネがいるのか…1000£とはいえ、ギリシャにはつらいのだ。
だが、おかげでPrestigeとPluralityを得る。
価格に見合っているか…?
ま、ギリシャも文明国の一員なので、なんとかこれくらいはできることを国際的に証明できたということだ。
ついに20世紀を迎える。
EastMacedoniaでFlashPointsの増加イベントが発生した。
トルコ人の多いステートなので、深刻である。
こっちも負けずにAegeanIslandsやCyprusでの扇動活動を続ける。
どっちの危機の発生が早いかだ…。
社会改革が実行可能になったため、教育制度改革を行う。
ギリシャの識字率はかなり高くなってきてはいるものの、列強各国や北ヨーロッパ諸国に比べるとまだまだ低いレベルだ。
20世紀になって、戦争はさらに激しさを増しているようだ。
アジアでも清国が力をつけているようである。
わが国も十分な力をつけなければ…。
降り注ぐ榴弾。駆け巡る竜騎兵。
欲望と危機と暴力のRegion、バルカン半島が燃える。
圧倒的、ひたすら圧倒的パワーが蹂躪しつくす。
ささやかな望み、芽生えた愛、絆、健気な野心、
老いも若きも、男も女も、昨日も明日も呑み込んで、走る、炎、炎。
音をたてて帝国が沈む。
次回「生存」。
不死鳥は炎を浴びて蘇る。