前:プレ八紘一宇2-平和的工業国家日本の曙-/ラグナロク(前篇)
20世紀初頭。アジアの片隅で力を蓄えた日本は列強として十分な力を蓄え、世界中にその力を示すことができるようになりました。
工業国としても、軍事国家としても、もはや欧州の列強と遜色のない、いや、凌駕する国へと成長しています。
日本に残された目標は列強第一位ドイツ。この国を抜いて世界一の列強になれるのでしょうか。
最後の10年間が始まります。
??「こんにちは!」
わっ。急に後ろから話しかけないでください…。
…って、えっ、女の人??
あ、どうもはじめまして。
茶々「はじめまして! わたしの名前は茶々。よろしくね!」
茶々さん? はぁ、どっかで聞いたことがあるような…。
茶々「みんなはわたしのお家があった淀っていう地名で呼んでたよ。あなたは茶々で呼んでいいけど」
淀さんですか…はぁ。
(源氏名のことじゃあないよなぁ。でも、なかなかかわいらしい子だなぁ)
茶々「だから、茶々でいいってー」
は、はい。じゃあ、茶々さん、よろしくです。
でも、ヴィクトリアとかやったことあります? 難しいですよ。
茶々「こう見えても政治には結構うるさいのよ。まっかせなさーい(^O^)」
お、頼もしいですね。
茶々「…あっ、ごめん、妹からLINE入っちゃったf(^_^; ちょっと待ってねー」
へぇ、妹さんがいるんですね。
いいですね、姉妹愛。
茶々「うん…いまつきあってる彼氏のことでねー。妹の江は『親の仇だしジジィだし援交だしやめとけ!』って言うんだけど結構いい人なのよね、天下人だし」
へ、へぇー。
援交はわたしもちょっとどうかなーと思いますけどね…。
天下人ってなんですか、IT長者??
茶々「ま、そんなことはどーでもいいのよ。ドイツを抜いて一位になるんでしょ。わたしが手伝ってあげる!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ で、いまどんな感じなの?」
こんな感じです。
茶々「…肝心の総合点が見えないんだけど(ー ー;)」
あ、すみません。ドイツの総合点との差はだいたい800ぐらいです。
茶々「ふーん、それにしても外国に投資しまっくっているんだね?(^-^)/」
あ、はい。鉄道に投資しまくりました。『鉄道王に俺はなるっ!』てところですかね。
茶々「? 何それ?」
えっ…ワンピース知りませんか。
茶々「…知らない(ー ー;)」
あれ? おっかしいな。ワンピースは女子ウケする漫画のはずなんだけど…。
茶々「とにかく…いい心がけね。工業点をあげるのはだんだんと難しくなるから、鉄道への投資で稼ぐのはいいことだとわたしも思うなp(^_^)q」
お。そうですか、ありがとうございます。
茶々「わたしもいろんなお寺を修繕したりしていいことしたんだけどね、あんまり評価されなかったばかりか、『おカネ使いすぎ!』って怒られたりしたのよね…(u_u)」
危機が発生しました!
ルーマニア対オーストリアですね。ルーマニアにはオランダ、オーストリアにはドイツがついています。オランダ側にイギリスがついたみたいですね。
茶々「フランスはドイツ側につきそうね! ロシアはどっちとも言えないかぁd(^_^o)」
わが日本はドイツ側につくことにします。
どう考えてもオランダがドイツに勝てると思えないんで…。
茶々「そうだね!o(^▽^)o 茶々もそう思う! だって、オランダとかイギリスってキライ! タヌキオヤジと仲良くして、変な武器売ったりするんだもん!o(`ω´ )o 」
た、タヌキオヤジ??
茶々「そう! 末の妹のお義父さんなんだけどね。若いころに苦労したせいで、陰険なの! わたしのかわいいひーちゃんをいじめるの! ひどいでしょ!(*`へ´*)」
あれ? もしかして、茶々さん、ヤンママですか?
茶々「やだ、茶々はヤンキーじゃないよ?(≧∇≦)」
あ、ヤングのほうなんですけど…。
茶々「…でも、末の妹のほうがもっと若くで子ども産んでるんだけどね」
ドイツ側にわが国とフランスがつきました。
茶々「ふうん、ロシアはフランスがこっちについても微妙な感じだね(´・_・`)」
ま、あの国についてもらってもね…フランスは意外でしたが。
茶々「でも、これでオランダとイギリスをギッタンギッタンにできるね!o(*゚▽゚*)o」
…えーと。やっぱり変な人なんでしょうか。
茶々「ガーーーーーン!!( ̄◇ ̄;)」
ありゃ。オランダが譲歩して、WhitePeaceですか。
ま、仕方ないですねー。相手が悪いよな。
茶々「仕方なくないよ!ψ(`∇´)ψ いつまでこんな無意味な危機ごっこを続けるつもり?!」
あ、いや、そういっても…。
茶々「いいわ。次の危機はわたしがやってあげる! 見てなさい、オランダとイギリスめ…(ー ー;)」
ありゃ? なんで北海道で危機が起きそうなんだ? アイヌ?
茶々「違うよー。ロシア人がエトロフとシムシル島に住んでいるからじゃないかな?(u_u) ロシアが策動してたりして」
ロシア人? 住んでないけど…でも、なぜかロシアのコアステートになってるような…?
茶々「危機よ、危機! 茶々さんにまっかせなさーい!(^-^)v」
あれ? またオーストリアとブルガリア?
茶々「オーストリアさんを全力で助けるのよ! Proceed!(^O^)」
へっ?
茶々「オランダがブルガリアを味方したよ!o(^o^)o」
ホントですね。
ま、でも、どうせWhite Peaceですよ。
戦争にはなりません。
茶々「受け入れないもーん(>_<)」
…えっ?
茶々「茶々が白紙和平を受け入れなかったら戦争になるもーん(^-^)v」
…ええっ??
い、いや、おかしいでしょ、それ以外にどうやって相手は条件提案するっていうんですか。
この危機は現状維持でおさめていい危機じゃあ…。
茶々「思った通り(^.^)フランスとドイツは間違いなくこっちにつくねo(^o^)oイギリスはやっぱりオランダ。ロシアは…どうでもいいね」
…えっ、マジで戦争にするんですか?
意味なくないですか??
茶々「意味? あるわよ。大英帝国を滅ぼすの。大英帝国って開始時点でチートじゃない。ここらで痛い目をみせてあげないと。いまこそ世界秩序を再構築するのよ!(^-^)/」
お、オランダは??
茶々「タヌキオヤジといちゃついた罪は万死に値する。あのときの大砲、マジで怖かったんだから…(T_T)」
こ、この人、かわいいのに、怖え…。
茶々「計画通り!q(^-^q)フランスとドイツが味方ね。ロシアはホントどうでもいいわ…」
ただ、オランダはイタリアとオスマントルコと同盟を結んでいますし、イギリスだってインドの小国やらオーストラリアやらを衛星国で持っているのでそんな簡単にいきますかね…。
茶々「うーん、確かにね。ロシアよりもイタリアのほうがずっと軍事的に怖いもんねー(-_-;)」
戦争間近じゃないですか!
も、もう回避は不可能ですね。
ちなみに、何回ぐらいオランダからの和平提案を拒否ったんですか??
茶々「さあ…4、5回かな? ロシアはどちらにもつくつもりはなさそうだね。そのほうがありがたいかな(^_^;)こっちにつかれると向こうに戦勝点を献上しそうで困るし、敵についたらついたでドイツがムキになって攻めたてるしね」
…戦争準備はすでに始めてほぼ完了しています。
いつでもわが軍は行動可能です。
茶々「大英帝国とオランダにレクイエムを!」
わわっ、なんかものすごい数のウィンドウが開きました!
茶々「なんなの? もーこのウィンドウは(>_<)」
えっ、これってもしかして…!
茶々「m9(^Д^)プギャー」
こっ、これは…わが同盟国が全部イギリス・オランダに宣戦布告している…?!
茶々「相手もイギリスとオランダだけって!!\(^o^)/イギリスオワタ」
イタリアもオスマントルコも…あとそのほか大勢も…参戦しなかった??
そ、そんな…これはマジで…。
茶々「さー、こっからが茶々さんの本番だからねー!o(^ω^)o」