大戦は終わった。
ポルトガルは英独に次ぐ第3の列強としてその名を世界に知らしめた。
一時の休息…だが、それは次の戦いを準備するものでもあった…。
シロツグ「Hereroland…ナミビアの北半分ですね。ステート化できます」
将軍「うむ。いい感じだ。戦争中はステート化できんからな」
シロツグ「すでにステート化したZambeziaは工業化に成功しているみたいです。すでに工場が2つ建設され、それなりにCraftmenも集まっています」
将軍「ほほう! ある程度の人口がいる植民地をステート化すると、工業化にも成功するのか…。だが、順調なのはその1ステートだけか?」
シロツグ「そうですね…北部アンゴラでも工場は建設済みですが、Craftmenの充足という点ではまだまだです」
将軍「わが国のNFは数が少ないからなぁ…ステート化のためにも使っているし」
シロツグ「人口を増やしていけば、NFも増えるでしょう?」
将軍「そのとおりだ。早くNFが5になってくれんかな…」
シロツグ「Georgia駐留軍から連絡が入りました。ロシアで大規模な反乱が発生したようです」
将軍「この大戦でロシアが負った傷は深いからな」
シロツグ「赤い国になったりしますかね?」
将軍「時期的にはそうなってもおかしくはないな」
シロツグ「大戦も終わったので、第3回オリンピックのお誘いがきました」
将軍「もちろん承諾だ。大戦の賠償金でわが国は今のところウハウハだしな」
シロツグ「ポーランドにまた新しい国ができています」
将軍「ウクライナか…こんなところにできては救援もできんから勢力下に入れられんな」
シロツグ「ポーランドはえらくちっさくなってしまいましたね」
将軍「うむ。ウクライナはドイツの勢力下に入るのか、ロシアの勢力下に入るのか…」
シロツグ「危機レイヤーです」
将軍「うーむ。相変わらず東欧が熱いな…」
シロツグ「ギリシャもそうですね」
将軍「ギリシャ? ああ、そうだな。だが、あそこの危機は…」
シロツグ「はい?」
将軍「大戦にするには最適な危機かもしれん…」
シロツグ「各地で戦争が起こっていますね」
将軍「うむ。イタリアの戦争はどうなるか…イタリアも本領を失っているのでこの戦争如何ではイタリアの列強維持がどうなるかわからんぞ」
シロツグ「わが国がガス攻撃を開発しました」
将軍「なかなか罪深い技術だよ。なにしろ、大概の列強は同じようにガス攻撃の技術を発明しているだろうから、大した強みにもならん…」
シロツグ「とはいえ、これがあるかないかでエライ違いですよ?」
将軍「そのとおりだ」
シロツグ「オリンピックが開催されました。わが国の選手たちも健闘しています」
将軍「うむ…どうでもいいんだが、オリンピックって4でわれる年の開催じゃなかったか? いまは1906年なんだが」
シロツグ「あ、そういえば…最初の組織ができるイベントから開催年が算出されるんですかね?」
将軍「うむ、どうなっているんだろうな? ま、大したことじゃないが」
シロツグ「南極探検イベントが始まりました!」
将軍「おお、北極に続き、わが国がぜひとも南極も制したいものだな!」
シロツグ「コメントにもありましたが、探検イベントってどんなのがあるんですか?」
将軍「わしが知っているのは、『ナイル源流探し』『アマゾン源流探し』『植物学探検隊』『北極探検』『南極探検』。時代的にはリンドバーグの大西洋横断とかもあってもいいのにな」
シロツグ「コメントではサファリツアーもあるとありますよ?」
将軍「あれ、探検イベントなのかなぁ…もしかしたらわしが知らんイベントがあるのかもしれん」
シロツグ「作者は早いうちから列強の国でプレイしたことないですもんね」
将軍「政治改革だけはやたらと進んでいるな…」
シロツグ「社会改革はまだまだですが、これでTradeUnionsが最大に振り切れますから改革は進んでいくでしょうね」
将軍「社会改革は金もかかるしな…そんなに金が儲かる国でもないから心配ではあるよ」
シロツグ「ニジェールがステート化できますね」
将軍「よし、いいぞ。また工場が建てられるステートが増えるわけだな」
シロツグ「人口は少なそうですけどね」
将軍「まぁそういうな。CP346はそれを予感させるがな…」
シロツグ「現在の国際状況ですが…」
将軍「アメリカ・ブータン戦争はどうでもいいが、清国によるモンゴル征服は成功したようだな」
シロツグ「シンチャンも併呑されそうです」
将軍「AI日本は消極的すぎるな。大丈夫か?」
シロツグ「軍事力だけはあるようなので、多分大丈夫だと思います」
将軍「ふむ…。イタリアはサヴォワのコアを失っていなかったのか。フランスはなんか旗に星がついているし…」
シロツグ「そうですね。フランスは軍事力0、イタリアは100…ま、負けることはないでしょう」
将軍「大戦に負けて、革命で同盟国を失うと哀れなものだな…」
シロツグ「フィリピンも勢力下に置けました」
将軍「それもようやくだな…やっぱり独立を見過ごす必要はなかったんじゃないか?」
シロツグ「ま、そこはロマンということで」
将軍「さて…と」
シロツグ「北アフリカ…アルジェリアですか」
将軍「まぁ、非文明国がこの時代独り歩きは危ないだろう? 責任あるオトナが保護してあげないとな」
シロツグ「お隣のチュニジアはスペインが取りそうですね…パクス・イベリアナですか」
将軍「そういうことだ。16世紀よもう一度!」
シロツグ「社会改革が実行可能になりました」
将軍「うーむ、しかしもっとも強い要求は最低賃金か…」
シロツグ「工場の運営費を圧迫しそうですが、仕方ありませんね」
将軍「この流れだと、そのうち雇用保険に行きそうだな…」
シロツグ「ま、そうなるでしょうね」
将軍「よし、アルジェリアを保護領化するぞ」
シロツグ「3個軍団をアルジェリア侵攻軍として組織しました。まず大丈夫でしょう」
将軍「毒ガスの初戦か…」
シロツグ「わが国がもっとも早い毒ガス開発国かもしれません。わが国のこの優位がいつまで続くか…というところですね」
将軍「…うむ…確かにそうだな…」
シロツグ「す、スペインで内乱が起こっています…」
将軍「うむ…ただちにわが軍を出動させて鎮圧するんだ。ポルトガルにとって、スペインは重要な緩衝地帯だ」
シロツグ「了解しました。本国にいる2個軍団で鎮圧します」
将軍「よし、アルジェリアはポルトガルの保護下に入ることを了承したな」
シロツグ「これで北アフリカをスペインとポルトガルで制圧できましたね」
将軍「だが、南北の連絡がうまくいかんな。これをなんとかしたいものだが…」
シロツグ「まあ、今のところは仕方ありませんよ」
将軍「東アジアは清国の勢力が拡大しているな…」
シロツグ「モンゴル、シンチャンも制圧されましたね…。あとはQinghaiとユンナンだけですね」
将軍「Qinghaiは日本の勢力下なのでどうでもいいが、ユンナンは防衛しなければならんぞ」
シロツグ「はい。とはいえ、ユンナン防衛だけのために戦力を割くことはできませんよ。わが国は多数の植民地と勢力下の国があります。これらすべてを守らなければなりません」
将軍「…お前、いつからそんなにマトモになったんだ??」
シロツグ「元からですよ?」
(チーーン!)
将軍「なんだ??」
シロツグ「わが国の勢力下のワロニアが…フランスに…」
将軍「攻められたのか?」
シロツグ「いや、シャンパーニュを要求して…開戦しました!」
将軍「はああーー??」
シロツグ「わが国はワロニア側にたって、参戦。フランスは孤立しており、軍事力は大したことはありません」
将軍「勝てる戦でよかった…。それにしても、ドイツも戦争をしているようだな?」
シロツグ「ルーマニアの戦争につきあっているようですね。オーストリアと…ソ連と戦争しています」
将軍「負けることはなかろう。だが、いよいよ戦乱の世紀になってきたな」
シロツグ「イベントが発生しました…えーと、これは…」
将軍「パラグアイがわが国の投資をすべて国有化したらしい…別にこれ自体は構わん…他の列強も同じだからな…だが…」
シロツグ「はい?」
将軍「南アメリカに派遣軍団が1個いたな?」
シロツグ「ええ、勢力下の国の反乱対策用に…」
将軍「その軍団を使うぞ」
シロツグ「パラグアイに宣戦布告します。CBは…傀儡国化?」
将軍「そうだ。手間が省けた。傀儡国のほうが勢力下に置きやすいしな」
シロツグ「フランスが屈服しました。シャンパーニュの割譲で和平を提案してきました」
将軍「よし、この戦はこれで終わりだ。あとはパラグアイか」
シロツグ「パラグアイも屈服しました。傀儡国にします」
将軍「よし、これでポルトガルの戦いは終わったな…休めるようで休めなかったんじゃないか?」
シロツグ「残業代先払いで涙が出ますよ…」
将軍「社会改革も進みだしたな。とりあえずは14時間労働か…」
シロツグ「この後もどんどん進みそうですね」
将軍「ポルトガルは世界に冠たる列強だからな。社会改革も第一位を得たいものだ」
シロツグ「コンゴがステート化できます」
将軍「おお、アフリカにどんどんわが国の自由ステートが誕生していくな」
シロツグ「とはいえ、植民地省の連中は『もともとステート化しやすいステートをステート化しているだけ』という見方が多いようですよ」
将軍「む…まぁ、それはそうだが…今後はわしらがステート化していかねばならんぞ」
シロツグ「わかっています」
将軍「南極探検は空振りか…」
シロツグ「まぁ、また次がありますよ。グノーム博士がやってくれます」
将軍「ああ、そうだな」
シロツグ「おお、Dreadnoughtが建造可能になりました!」
将軍「おおお! わが国は海軍力で持っているようなところがある。Dreadnoughtは大切な艦船だ。さっそく本国での建造を指示しなければ!」
シロツグ「イギリスがイタリアと組んで、ベネチア解放戦争をオーストリア=ハンガリー帝国に仕掛けました」
将軍「イギリスはトリエステの独立を要求しているのか? フランスの軍事力はたかが知れている…これはオーストリア=ハンガリー帝国とイタリアのガチンコ勝負になるだろうが…」
シロツグ「イタリアはそれなりに強力な国です。オーストリア=ハンガリー帝国と正面からやっても負けないでしょうね」
将軍「順調に社会変革が進んでいるようだな…6か月ごとぐらいじゃないか?」
シロツグ「政府の連中が社会変革が進むように、うまい具合にMilitancyをあげているようです」
将軍「それでいて、反乱が起きていない…ある意味すごい国家運営だな…」
シロツグ「おおお! 婦人参政権が決断で実行可能です!」
将軍「ううむ。これを列強最初に実行するのはわが国ではないか?? もちろん実行だ!」
シロツグ「このイベント、Prestigeを得られるのでいいですね」
将軍「そのとおりだ。わが国が世界中から羨望の眼差しで見られているということだからな…」
シロツグ「それにしても、先の大戦から6年以上が過ぎました…」
将軍「そうだな…先の大戦の賠償金の支払いがなくなっているしな…」
(ボーーーーーン!)
シロツグ「危機?」
将軍「そのようだ」
シロツグ「西マケドニア…ギリシャ対トルコの危機です!」
将軍「トルコはオランダが取ったか…ならば…ギリシャを取るまで!!」
シロツグ「…オランダ相手なら楽勝では? こっちにドイツ、向こうにフランス…という危機でしょう?」
将軍「うむ…だが、そうでもない」
シロツグ「どうして?」
将軍「今回の危機にイギリスとイタリアがはいっていない。彼らは相互に戦争中だ…この前の戦争で誕生したイストリアをめぐってな」
シロツグ「ふむ…だったら、このままですよね?」
将軍「オランダの同盟国にイギリスとソ連が含まれている。大戦となれば、ソ連は間違いなく、イギリスはイタリアとの戦争の状況によって参戦してくるだろう」
シロツグ「ええ?? イギリスはこの状況で危機に参加しないのに?」
将軍「今回は分が悪いんだ。こちらが攻め手、向こうが守りだ。守りのほうが同盟陣営を動かしやすい。イギリスはオランダにつく可能性が高いんだ…」
シロツグ「どうするんです??」
将軍「フランスが参戦しないなら…なんとか勝ち目はあるかもしれん」
シロツグ「そんな…運任せですか??」
将軍「考えてみろ! オランダとイギリスは列強、フランスも軍事力は微妙ながら列強だ。ソ連はSecondaryPowerとはいえ、かつては列強のロシア。西マケドニアをギリシャと取り合うオスマン帝国もいるんだ。その代わりにこちらにいるのはギリシャ…勝てる見込みがあるか?」
シロツグ「予想どおり、ドイツはわがほうにつきました…」
将軍「この好悪感情ではフランスはオランダ側につきそうだな…イタリアがイギリスをどれだけひきつけてくれるか…」
シロツグ「場合によっては…WhitePeaceも?」
将軍「いや、交渉であれば西マケドニアを割譲させるのはわけはない。フランスが加入しても…な」
シロツグ「フィジーがコアステート化しました」
将軍「おお、これで海軍をさらに拡充できるぞ…問題は次の大戦に間に合うかという点だが…」
シロツグ「オランダから和平提案がありました。西マケドニア割譲で手を打ちたいと…」
将軍「総省はいかなる交渉も不要…とこちらに指示してきている。Declineだ…」
シロツグ「フランスが加入したら??」
将軍「これは賭けだ。フランスがオランダ側につけばその時点でわれらの賭けは失敗だ…だが、失うのはせいぜい限られたPrestigeだ…まだこの賭場は生きている…!」
シロツグ「…フランスはいまだ立場を決めず…! もうすぐ危機の期限が…きます…!!」