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列強として、そして工業国としての第一歩を歩み出した日本。
侵略をやめ、平和的に産業を育成することでどれだけ他の列強に肉薄できるか…。
これからその試練が始まろうとしています。
よし。家具工場がつくれるようになりました。
製材工場もあるし、これでさらに工業力を増進できそうです。
??「どうもこんにちは」
は、はい、こんにちは。えっと、どちら様ですか?
雪舟「私雪舟と号すもの。よろしく」
はい、よろしくお願いします。…なんだか今回はまともな方のようで安心しました。
雪舟「そうですか? 私、涙で超リアルなネズミをかいた動画『涙目でネズミかいてみたらこんなんなったwww』がニコ動でバカ受けしたことがあります。…数少ない自慢なんですけどね」
えっと…そうですか。それ創作ですよね?
雪舟「もちろん、クリエイティブな世界ですので。さて、いまどんな感じですか」
いや、特にはなにも…。
雪舟「ふむ、1856年ですか。ちょっと拝借」
お。なんですかこれ??
雪舟「無主地への植民活動です。すでに舟を漕ぎ出した国がいたようですね。ここはCoCos諸島です」
あ。聞いたことあります。ここがそうなのか…。
雪舟「急がねばなりませんぞ。ここはよいとしても、千島列島は渡せないでしょうからな」
どういうことです?
雪舟「Mission to CivilizeとProphylaxis against Malariaを発明した国家がすでに出現しているということです。この2つの技術があればLifeRatingが20-25のステートに植民できるようになりますから」
そうすると、この…えーと、いまCoCos諸島に入植しているフランスとオランダが千島列島を狙っているということですか??
雪舟「植民するには技術だけではなく、拠点とする海軍基地と目標地に到達可能な補給限界が必要です。さすがにオランダも千島列島まで到達できますまい」
ということは、ロシアとのガチンコ勝負というわけですね。
雪舟「そのとおり。私の創作意欲をまったくかきたてませんが、ロシアとの勝負となります」
…そりゃそうでしょうねぇ。
雪舟「ちょっと外交タブを開いてもらえますか?」
はい。(ぽち)
雪舟「ジョホールが英国に征服されようとしているようです。オランダの勢力下にあるとばかり思っていましたが…いよいよ列強も本格的にアジアへ勢力を拡大しようとしているみたいですね」
列強になりたてのころといまとでは日本の軍事力はちがいますよ。
竜騎兵も揃えはじめています!
雪舟「…竜騎兵なんぞはダヴィッドにでもかかせておけばよろしい。もっと私の創作意欲をかきたてる幽玄な世界は…どこに…」
ダヴィッド? ダヴィッドって誰ですか?
雪舟「ちょっとイキったナポレオンの絵をかいた西洋の画家です。ともあれ、東南アジアへの勢力の浸透と、植民可能な技術の研究を急ぎましょう」
シャムを勢力下に置くことに成功しました! 英国に邪魔されながらでしたが、なんとかなりました。
これでビルマ、シャム、ダイナムと東南アジア3国がわが国の勢力下となりました。
雪舟「それは重畳なこと。カンボジアとルアンパバーンも忘れずに勢力下に置き、東南アジア全体を日本の威光に従わせるのです」
まだ千島列島のほうにはロシアの植民がはいりこんでいませんね。
雪舟「ロシアはもうすこしは大丈夫でしょうな。1860年代にはいるとわかりません」
もうすぐState & Governmentの技術が研究済みになりそうですね。
これを研究し終われば、Mission To Civilizeが発明できますね。発明確率は10%でしょうけど…。
雪舟「うむ…」
はい…。はい?
雪舟「いまよいイメージが浮かんだのです。墨と筆と紙を…」
えっ、いまここでかくんですか? わ。
雪舟「墨の濃淡にこそ美が宿る…理性的であり、かつ感情的であるのが墨の世界…」
ちょっとやめてくださいよ。あー、ユニクロのシャツで筆を拭わないでください! 真っ黒じゃないですか!
雪舟「ふー…これは湘南の風景を描きました」
湘南? なんか中国的ですけど…。
雪舟「湘南といえば唐国でしょう。まぁ、それはよろしい」
(まともな人と思ってたけど、そうじゃなかったんだなぁ…)
雪舟「Mission to Civilizeが発明できないと、千島列島への入植はできません」
え、ええ。そうですね。
それにしても、発明ってどうやって発見されるんですか?
雪舟「デフォルトの発見確率に補正を加えたもので月初めに確認します。だから、月初めに発明されないと次の月の1日まで待たねばなりません」
お。月初めなんですね。
雪舟「キタキタキタキタキタァーーーーーー!」
わっ、びっくりするじゃないですか!
雪舟「なに言っているのですか、植民可能になったのです! すぐにでも択捉に植民団を派遣しなさい!」
は、はい。急に人が変わったなぁ…。…あれ?
雪舟「どうしたのですか。植民するには黄色くなっているボタンを押せばよいのですよ?」
いや…黄色くなってません…。
雪舟「そんな馬鹿な…」
…えーと。
雪舟「…Prophylaxis against Malariaが発明されてない…??」
そういうことみたいですね…。
お聞き苦しい罵詈雑言がありましたので、大幅に割愛いたしました。ご了承ください。
ま、ま、雪舟さん、落ち着いてください。
雪舟「ふー、ふー、ふー。…発明確率2%とはいえ、なんで発明されていないのですか…。なんとかロシアに先を越されないようにしなければ…」
そ、そうですねぇ。お。Prophylaxis against Malariaが発明されたみたいです。
雪舟「よしっ! 植民開始!」
了解です。ロシアも競争に参加してきません。
雪舟「この分だとうまくいきそうです」
やりました。植民に成功しました。
ロシアの介入はありません。
雪舟「よくできました。…いま! 私は択捉の大自然にインスパイアされました…! 墨と筆と紙を…」
ちょちょちょ、やめてください!
せっかくうまくいったのに、面倒をおこさないでくださいよぅ。
雪舟「千島列島が本国ステートとして編入可能になりましたね…ん??」
どうしました??
雪舟「危機が発生しているようです…Dutch Wallonie…だと??」
…ワロニアってどこですか? インドネシア? アフリカ?
雪舟「何を寝ぼけたことを。Wallonieはベルギー領です!」
えっ。ベルギー??
雪舟「ベルギーが…併合されている…」
…そうですね。でも、別にいいのでは?
雪舟「どうですかな…。これでオランダが列強から脱落することはないように思います」
それは悪いこと?
雪舟「アジアで危機が起こったときに介入する列強が減らない、ということです。あなたがアジア諸国に影響力を獲得し維持しようとすることに抵抗するでしょう」
なるほど、面倒なことですね。
雪舟「まぁ、オランダなどたかが知れています…。おや、危機はどうも失敗したようですね」
よかったです。
雪舟「国内ではニトログリセリンが発明されましたな。ニトロがあると各プロビでイベントが発生して鉱山生産量が上がるというおいしい発明です」
そういう発明は他にもありますか?
雪舟「そうですな、トラクターなども農業生産を高める効果が同じようにありますので、内政重視であれば狙っていくべきでしょう」
下のは何のイベントですか?
雪舟「それはアメリカの大きなイベントですな。奴隷制廃止の過激派セクトのおじさんジョン・ブラウンが最後となる蜂起を実行した、というイベントです。彼の試みは失敗しましたが、アメリカにおける奴隷制存廃はこの事件を機に急速に問題が先鋭化していきました」
はぁ。
雪舟「最終的には国民が殺しあうほどにまで。近々アメリカで南北戦争が起こる予兆…ですな」
外交面では、わが国はシンチアンとチベットを勢力下に置きました。
意外にちょろいですね。
雪舟「なかなかのものですね。シンチアンもチベットも仏教を伝えた古のルートです。私も嬉しうございます。…むむっ、ビビッと…インスピレーションが…!」
わ。かくんだったら、このユニクロのシャツにかいてください。
なんかのアートコラボだと思ってもらえるかもしれないんで。
雪舟「…! 来た! そのシャツを貸しなさい。ふんっ、ふんっ…」
お。なんかかっこいい感じですね。
雪舟「工場は…」
はい? 工場?
雪舟「あなたの国の工場です! どうなっていますか? …ふんぬぅ!」
あ、あー。えーとですね。
儲かってるのかなぁ。
雪舟「…! インスピレーションが…逃げてしまった!」
あ、すみません。でも、絵はいい感じですね。
雪舟「洗えませんがな。墨が薄くなるので」
え。シャツで洗えないのはチョット…。
雪舟「あなたがこれにかけといったのに。ま、飾っておいてください」
それにしても、イタリアでは赤いシャツが人気なんですかね??
雪舟「え? なにを言っているのですか? そんなシャツを着ているのはジローラモぐらいでは…」
いや、なんかどうも反乱勢力が赤いシャツみたいなんですよ。
雪舟「…これはイタリア統一イベントですな」
イタリア統一…いつもいつの間にか現れてはオーストリアにボコられているイタリアですか…。
雪舟「まぁ、フランスが後ろについてくれるでしょうから、一方的にボコられることはないと思います。…が、そのフランスのアルザス・ロレーヌをドイツは狙っていますからなぁ」
大きな戦争が近々ある…かもしれないということですか。
雪舟「私たちはその戦争にはおそらくかかわらないでしょう…いや、別の形でかかわるかもしれません」
別の形…?
雪舟「あなたのプレイは侵略はしないスタイルです…が、わが国に『奪われた国土』があることはご存知ですな?」
樺太…のことですか?? 奪われたというより、先んじられた、というべきのような…。
雪舟「そう、それを取り戻さねばなりません。ロシアが同盟している国々が欧州で大戦争を起こしている間に奪還するのです」
取り戻す?? そんなことをすれば、ロシア…と、その同盟国との戦争になりますよ!
樺太はロシアのコアステートでもあるし…。
雪舟「ロシアのコアステート? それがなんだというのです。わが国のコアステートでもあるのです。なぜロシアの手に委ねなければならないのですか。寸土といえども国土を異国の手に渡してはなりません。国民はあなたの行動を熱烈に支持し、許すでしょう。必要なのは…あなたの決断だけなのですぞ」
う…いや、いまの実力では…勝てっこないですよ。
雪舟「…ま、いいでしょう。勝てるようになってから挑めばよいこと。そして、いまとなっては時はこちらの味方」
(…この人、意外に過激な人なんだな…。
でも…一理ある。
そうだ。
樺太は日本のコアステートだ…。
いつかは…取り戻さなければ…。
ロシアは…わが国の潜在的な…敵なんだ…!)
雪舟「西アジア方面に進出する鍵ができましたぞ」
(はっ!) …えっ??
雪舟「ロシアがコーカンドを併合するために戦争をはじめ、ペルシアがコーカンド側に立って参戦し、ペルシア・コーカンド側が敗北したようです」
そ、そうなんですか。でも、それが進出する鍵??
雪舟「ロシアはペルシアを勢力下に置こうとしていました。が…」
は、はい。
雪舟「ペルシアの同盟国であるコーカンドとの戦争となり、ペルシアと戦争になりました。ロシアは大勝し、コーカンドを併合、ペルシアの領土をも奪い、和睦しました」
…そのようですね。
雪舟「愚かなことをしたものです。ロシアはペルシアに対して、和睦期間の6年間は影響力を行使できません」
…!
雪舟「6年もあれば、ペルシアをわが国の勢力下に置くことはたやすいこと。たかだかコーカンドとタブリーズのために、ロシアはペルシアを失うわけです、永遠に」
(本当になんなんだ、この…絵描きの坊主…)
雪舟「ゆえに、実のところ、戦争目的の"Add to Sphere"は意味がないのです。清国などの『どうやっても普通の方法では影響下に入れられない』ような国やイベント目的以外には…」
わかりました。ちょうどMakranにも影響力を行使していたところです。
西アジアを…日本の勢力下に置く方向で外交戦略を組みます。
雪舟「ペルシアでの緊張が高まっているようですな…が、ひいてはいけません。悪評などなんだというのです」
ま、Infamyは0ですものね…。(ぽち)
雪舟「…フランスとイタリアの連合がオーストリアに対してロンバルディア解放を求めて開戦したとのことです」
オーストリアはバーデンやバヴァリアが同盟勢力としてついていますね。
戦力はほぼ互角…どちらが勝つでしょう?
雪舟「…この機を北ドイツ連邦が見逃す、とお思いで?」
…。
雪舟「北ドイツ連邦がフランスに対して宣戦布告。フランス側にロシアが立って参戦」
…。
雪舟「ロシアの同盟国は複数ありますが、有力なのはフランスだけです。オーストリアなどと戦うフランスはロシアを援助できないでしょう。ロシアの陸軍力は強力ですが、はたしてドイツに勝てるかどうか。…ロシアをたたくならいまだと思いませんか」
…。
雪舟「ご決断を」
(確かに…極東方面にいるロシア軍は脆弱だ…。樺太の占領はたやすいようにも思う…。
だけど、わが陸軍はともかく、海軍は旧式の帆船ばかり。フランスやスペインの海軍を排除できるだろうか?
道義さんは…「1880年代までは他の列強にはかなわない」と言っていた。それを信じるなら戦わないほうがいい。
でも…本当にそうだろうか? 曲がりなりにも…わが国は列強なんだし…。)
雪舟「…」
(いや、待て待て待て! ドイツがフランスを叩きのめせばすぐに休戦するだろう。
そうなれば、フランスはともかく、ロシアの攻撃をわが国が一手に引き受けることになる…!
オーストリアだってどこまで持ちこたえられるものか…。
「ギリギリ勝てるかも」の現状で賭けをするにはあまりにも危険すぎる。確実に勝てなきゃ。
そうだ…樺太を得るのはあとでもいい。まずは国力を増強しなければ…!)
雪舟「ご意志は固まりましたか?」
…決まりました。ロシアに対しての戦争はしません。
雪舟「…ほう」
欧州の大戦争にはしばらく静観の立場をとります。
西アジアへの勢力確率を目下の目標とします。
雪舟「…わかりました。ご決断を尊重しましょう」
ともあれ、『ジュネーブ条約』には調印しましょう。
はたして、この戦いの行方は…どうなるのか…。
雪舟「開戦からおおよそ8か月がたちましたが、まだ交戦中ですな。存外にフランスががんばっているようです」
北ドイツ連邦が劣勢…?
雪舟「まだやれると思いますが、二正面作戦はドイツとしても厳しいところでしょう」
(ど、どうする? 北ドイツ連邦が勝利して、フランスを弱体化させることが前提だった…。)
雪舟「オーストリア陣営のバーデンが脱落。イタリア戦線におけるフランス・イタリア陣営の優勢がほぼ確定したようです」
…北ドイツ連邦に対して、戦時援助を提供します。
雪舟「…ほう!」
172/日か…だが、戦争はできない。値がはるけど…。
雪舟「ムダ金にならないことを祈るばかりですな…。オーストリア陣営のオランダも脱落。オーストリア陣営に対してフランス・イタリア陣営は要求を釣り上げています。敗勢確実のオーストリアはもはや戦後に列強の地位を維持できなくなるでしょうな」
(列強のオーストリアですらボコられている…
力のない列強は生き残れないんだ…
これが…Vic2の世界かっ…!)
雪舟「北ドイツ連邦陣営のデンマークが脱落。ただし、北ドイツ連邦とフランス・ロシア陣営での優劣はつかず、膠着状態です」
…オーストリア陣営が北ドイツ連邦より先にイタリア戦線を脱落すると、北ドイツ連邦にフランス軍が集中し、北ドイツ連邦が敗北してしまいます。それは避けなければ。
オーストリアに対しても戦時援助を提供します。
雪舟「これは確実にムダ金になるでしょうなぁ…それにどこまで持ってくれるものか」
Makranとペルシアを影響下に置くことができました。
Kalatに対しても影響を及ぼしましょう。
雪舟「なかなかいい感じですな。影響力を行使して勢力を拡大するのは戦争を伴わないから大変平和的なやり方です」
…欧州の戦争はどんな状況ですか?
雪舟「1867年にはいって、フランス・ロシア陣営と北ドイツ連邦が停戦しました」
えっ、結果は??
雪舟「フランス領アルザス・ロレーヌのドイツへの割譲をフランスが受諾したようです」
ということは…
雪舟「北ドイツ連邦の勝利、ということになります。イタリア戦線はまだ継続しています」
そうですか…。
雪舟「…ロシアはかなり疲弊しているようです」
これは?
雪舟「戦争終結後すぐに発生したポーランドの危機に対して、英国がポーランドを支持しましたが、ロシアが即座に受諾。ポーランドは英国の影響下のもとに独立しました」
(ロシアと戦争すれば勝てたかもしれない…。でも、それは「たら・れば」だ。)
雪舟「1867年10月、イタリア戦線も停戦が合意されました。オーストリアはイタリアに対してロンバルディアを割譲。完全な敗北ですな…」
(いくら列強でも、強大な連合の前にはみじめな敗北しかないのか…。
わが国も強くならなければ…列強に…いや、列強の連合に立ち向かえるだけの…!)
雪舟「オーストリアはこれで列強の座を追われ、おそらくイタリアが列強に加わるでしょうな…。」
そうなるでしょう。
雪舟「あなたのロシアへの対応ですが…」
はい。
雪舟「指導者は勝てるかどうかわからない戦争に突入してはなりません」
…え?
雪舟「敗北はただ悲惨です。オーストリアのように国土を蹂躙され、動員された多くのPOPは死に、国の栄誉は奪われ、後に残るのは…傷ついた人民と経済だけです」
…。
雪舟「POPは敗北をもたらしたあなたを許さないでしょう。そして、国民同士が殺しあう内戦が勃発します。そのような指導者にならぬように、そして…あなた自身が他国をそのような状況にしないように、注意してください」
…はい。
雪舟「それでは私は旅に出ようと思います。また会うときは…」
このシャツを着てお待ちしていますよ…。
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