クラクフ(Krakow)
人口わずか10万人、領土は1プロヴィンス、ロシア、オーストリア、プロイセンと列強に囲まれ、軍隊もなく、内陸国……。まさにミッションインポッシブルな国、クラクフ。
しかし、クラクフには夢にがある。列強三国に跨るコアプロヴィンスを回収して祖国ポーランドを再建するというドでかい夢が! そんな大きな夢を持った貴方のためのガイドです。
人口約10万、1プロヴィンス……どうしようもないです。識字率は初期53.9%あり技術も若干ですが進んでいます。
唯一のRGOは石炭なので工業化向きではあります。完全民主制で初期のCatholic Party(保守)は介入主義で工場は建てられず、しかも民主主義ですが、国民の数が少ないため選挙の世論操作次第で反動主義者に政権を取らせて工業化も可能でしょう。
初期軍隊なし。平和です。最大1部隊までは整えられます。
概要に書いた通り、クラクフはロシア、オーストリア、プロイセンに囲まれ、プレイ後しばらくするとどこかの勢力圏に入れられます。しかし、それで安心していてもダメ。10年くらいでロシアに攻められて終わりです。内政? 技術研究? 選挙? そんなものは全部やるだけ無駄です。他国の戦争に便乗して勢力拡大? 寝言は寝てから言ってください。孤独な紳士のクラクフの生き残る道は、頭脳を駆使して華麗なる外交交渉しかありません。
1836年のクラクフに降り立ったら、1月1日から行動に移りましょう。オーストリアに同盟を依頼します。確率はLikely。失敗したら外交点が増えるまでの時間のロスなので、失敗したらリセット、成功したらセーブしちゃいましょう。
次に、翌日には早速侵攻計画を練ります。ターゲットはイタリアの小国モデナです。目的はConquest(併合)でオーストリアに協力を依頼します。失敗したらリセット、成功したらセーブ。あとはオーストリアがモデナを蹂躙してるのを眺めていましょう。しばらくしたら、モデナが水色に変わりました。
なお、モデナでConquestした時点でInfamyは20と、危険水域にあります。特に危険なのはモデナのご近所であるサルディーニャ、モデナ併合の直後から宣戦される可能性があります。もし宣戦されたら、モデナ併合直後に戻ってやり直しましょう。オーストリアが助けてくれることもあります。港さえ手に入れば、あとはアフリカとアジアの大地が貴方を待っています。
哲学、芸術を最優先で研究していくと国威パワーで簡単に列強入りできてしまいます。クラクフ本国のことは忘れて非文明国を獲得、海外植民地で力を蓄えましょう。セカンダリパワー以上まで上げれば殖民もできるので、Infamyに余裕ができたらすぐにエチオピアかソコトを攻めてアフリカ殖民を始めるといいでしょう。
オーストリアからの軍の通行許可があればクラクフ-モデナ間で軍を行き来させることもできます。ただし、国際情勢の変化によりオーストリアと同盟が結べなくなったり、軍の通行許可も貰えなくなったりします。クラクフ本国は反乱対策として1~2師団の兵を残しておき、戦力として数えない方がいいでしょう。なお、勢力圏から出なければロシアに宣戦されてクラクフ本土を蹂躙されてもオーストリアが助けてくれるので、あえて列強入りしないのも手です。
モデナを獲得すると鉄も取れるので製鉄所も建設できます。クラクフ、モデナを工業化すると僅かですが欧州からの移民も流入してきます。
クラクフで生存権を確保するためには、いずれにせよ初期領土のクラクフ以外に領土を確保しておく必要があります。今回はモデナを選びましたが、他にもいくつか選択肢があります。まず、絶対条件として海に隣接していること、オーストリアがきちんと倒してくれないといけません。それをふまえて下記も検討してみてもいいかもしれません。
※ポーランドの旧領を回復する前まで使えるバグです
属国リリースの仕様として、解放するとき自国の首都プロビだけは持っていかれない仕様がある。
そこで、この仕様を悪用し、BBRを常に0に張り付かせることができる。
クラクフとポーランドコア以外に領土を確保した状態で(ここ重要)、ポーランドを解放しようとすると、BBRは-5されるが、なぜかポーランドは独立せず(そりゃそうだもらえる領土がない)、属国解放タブにポーランドが残り続ける。
あとはポーランドを連打し続ければいくらでもBBRを0にできる。威信も減らないので本当に邪悪なバグである。
なお、ポーランドコアを1ステートでも回復したあとは普通にポーランドが独立してしまい、クラクフ1プロビのときにリリースしようとするとなぜか滅亡判定になりゲームオーバーとなる。