閣下。
いよいよ西洋化に向けた外征を開始します。
この外征によってわが国は西洋列強に負けぬ大国になることができるでしょう。
海軍技術の開発は1844年2月時点で残りRPが約1000となりました。
1日あたりのRPはこのころで約7.2ですので、残り140日程度です。
軍港Naval Baseの建設は1ステート(複数のプロヴィンスが集まる州・地方)に1つしか建設することができません。
ただし、1つのステートに名義が違うプロヴィンスが複数ある場合(たとえば、1つのステートに支配国が異なるプロヴィンスがある場合)は、それぞれの名義で軍港を建設できます。
場所を選ぶ際には慎重にしたいものです。(同じ海域に面していない、海域に出るにも距離が短い、といった範囲での検討です。)
筆者は九州の長崎、中国四国の高知、関西の京都、中部の名古屋がよいと思っています。
長崎は中国・朝鮮への玄関、高知・名古屋は南方・太平洋方面、京都は日本海-太平洋の連絡を隣接する名古屋とで行える地の利、というのが理由です。
関東、東北、北海道(、あと、忘れがちな小笠原諸島Bonin Islands)はどこでもよいでしょう。
軍港建設に必要な資材は、木材のTimberとLumber、鋼鉄Steel、セメントCement、機械部品Machine Partsです。
後三者はStockpileに備蓄があるようですが、木材の2物資はまったく用意していないようですね。
わが国の近代化のための外征ですが、目標はいろいろと考えられるところです。
しかし、叛乱の危険性を抱えるわが国はそこまで兵力を展開できません。
ここは小国を狙いましょう。
東南アジアにある小国といえば、ブルネイ、ジョホール、アチェの三国です。
というわけで、優先度はジョホール、ブルネイ、アチェの順となります。
まず、ジョホールに征服Conquestで開戦事由Casus Belli(CB)の作成Justify Warを実行します。
これで受ける悪評の多少によっては同盟国のアチェへの開戦事由作成も検討します。
ブルネイについては、外交戦争によって他国の勢力下に入らなければいつでも征服できます(この場合は保護国化の事由となるでしょうが)。結果を見て考えましょう。
幸いにジョホールへのCB作成ではおよそ2の悪評で済みました。
軍港の整備は済んだものの、輸送船の生産に時間がかかっています。
これは世界市場に帆船が不足しているためと思われ、どうしようもありません。*3
アチェに対する征服のCB作成を設定します。
こちらは半分くらいで露見し、12程度の悪評を得てしまいます。
悪評の低減は、平時1月につき-0.1、1年でおおよそ-1.2ですから、ちょっとデカいですね…。*4
国内の反動勢力は外征を目論んでいることを察知したのか、1847年夏に大規模に蜂起。
わが軍との死闘を繰り広げています。
1847年暮れにアチェへのCB作成も完了。
ブルネイをどうするかですが…征服だと最大で22、現状は14程度なので、25を超えないようにするには悪評を11までにおさめないといけません。できるやろか…。*5
1848年1月にブルネイ征服のCB作成を開始。
それと同時に、わが軍はマレーへの進撃を開始します。
まず、2個軍約5万を2つの輸送船団で運び、奇襲的に攻撃を開始します。
1848年3月、わが国はジョホール、アチェそれぞれに対して宣戦布告。
まず、ジョホールからです。
クアンタンおよびクアラルンプールへ2個軍が上陸を開始、占領を始めます。
ジョホールの軍は9千ほどしかおらず、反撃に出てきません。
外交ビューを見ると、ジョホール、アチェに加えて、シャムの国旗が交戦国ウィンドウに表示されています。
どうやらジョホールがシャムと同盟していたようです。
シャム軍が南下してくる可能性がありますが、上に述べたようにさほどの軍ではないはず。
ジョホールに籠る防衛軍を殲滅し、全土の占領を急ぎます。
しかし、シャムは1月もたたないうちにジョホール領内に到達、わが軍と交戦しています。
…戦争しててすっかり忘れていましたが、ブルネイへのCB作成がバレてしまったようです。
悪評8.8…かなりぎりぎりのレベルですね。
シャム軍は1.2万の兵力で、大した戦力ではありません。
おそらく非正規兵のため、戦力は脆弱なのでしょう。
わが軍はシャム軍の北からの圧力を排除しつつ、3か月をかけてジョホール全土を制圧。
ジョホールはわが国に降伏を申し出てきました。
獲得したRPにより陸軍技術の改革を実行。
陸軍技術は征服による獲得RPを25%増しにする効果がありますので、征服戦争には欠かせない改革です。
輸送船団によって1個軍の増援が到着し、ジョホールを制圧した1個軍を加え、2個軍でアチェへの侵攻を開始します。
シャムはジョホール本土からほぼ駆逐されていますが、まだ国境付近にいるため、1個軍は占領地防衛のために残します。
メダンに上陸したわが軍はバンダアチェに侵攻。もはやアチェも風前の灯です。
シャムはジョホールへの侵入を試みていますが、わが軍の攻撃により成功していません。
1848年11月、アチェ全土が陥落。アチェはわが国に降伏しました。
シャムはジョホールへの援軍が壊滅したばかりか、逆にシャム領内にわが軍に侵入されたのをきっかけに和平を提案。
わが国はこれを受け入れました。
当然、これによって得られたRPも陸軍技術の改革に使用します。
マラッカ海峡の二国を併合したわが軍はブルネイに向かいます。
この時点ですでにCB作成は完了していたので、早速に宣戦布告し、2個軍を上陸させます。
ブルネイの防衛軍は3千。とてもわが軍には太刀打ちができませんでした。
1849年4月にブルネイは降伏。わが国はこれを併合しました。
…さて、ここでわが国の西洋化進展度ですが、
で80%あります。
一方で、RPはおよそ1.6万もあるため、改革可能なものは残りの改革すべてとなります。
20%以上の進展度をもたらすのは、ここでいうと、Industrial Progressの20%とIndustrial Constructionの25%です。
前者は織布工場建設で進展度20%、後者はセメント工場建設で25%ですが、ここでRPを温存しておくと文明化後の技術開発にその数値を引き継ぐことができます。
この場合、前者を選べば6000程度があまりますので、文明化後の研究1つについてはさほど時間がかからずに研究終了となります。*6
そう聞くと、セメント工場なんかいりませんね。
改革を実行し、西洋化進展度100%になったところで、Westernizationボタンを実行!
わが国はついに文明国の一員となりました。
列強に肩を並べる日まであと少しです。
ここで開戦事由作成についてまとめます。
CB | 訳 | CB作成日数 | 悪評 | 条件 | 満たされる戦勝点 | 敗者受諾による実行内容 |
Acquire State | ステート要求 | 400 | +11 | どちらもが文明国・非文明国である | 要求による | 勝者に対する指定領域の割譲 |
Conquest | 征服 | 400 | +22 | 対象が1ステートの文明国または4ステート以下の非文明国 | 85 | 勝者による併合 |
Place in the Sun | 植民地割譲 | 200 | +10 | 植民地を持つ対象国 | 要求による | 勝者に対する、指定領域の植民地としての割譲 |
Cut Down to Size | 賠償要求 | 200 | +13 | なし | 50 | 5か年に渡る、現在の軍備の5割制限および税収の25%の賠償 |
Free People | 民族自決 | 200 | +7.5 | 独立可能な国家の本国プロヴィンスを有する国家に対して | 要求による | 設定民族の独立 |
Liberate Country | 広範な民族自決? | 200 | +11 | 独立可能な国家の本国プロヴィンスを有する国家に対して | 要求による | 他国に対して本国設定にあるすべてのプロヴィンスについて独立または割譲*7 |
Humiliate | 侮辱(自国の威信を証明) | 200 | +3 | なし | 15 | 敗者は威信を25%失い、勝者は10%得る |
Make Puppet | 傀儡政権樹立 | 200 | +10 | 対象国は列強でなく、3ステート以下の国家である | 85 | 敗者は勝者の衛星国Satelliteになる |
Release Puppet | 傀儡政権の解放 | 200 | +2.5 | 対象国が少なくとも1か国以上の傀儡国を有している | 30 | 衛星国は開放され、勝者の影響下に入る*8 |
Add to Sphere | 勢力下に置く | 200 | +4 | 対象国が列強でない | 50 | 勝者の勢力下に入る*9 |
Demand Concession | 租借地要求 | 166 | +5 | 対象国は非文明国のみで、1ステートより多くステートを持つ | 要求による | 選択領域を植民地として併合 |
Establish Protectorate | 保護国化 | 166 | +10 | 対象国は非文明国のみで、Nationalism & Imperialismの技術を有していれば5ステート未満、そうでなければ2ステート未満 | 85 | 併合するが、植民地となる |
Dismantle Fortifications | 軍事施設の解体 | 200 | +4 | 少なくとも1ステートに要塞もしくは軍港が建設されている | 10 | 選択ステートの全要塞と軍港の破壊 |
Liberation | 解放 | 0 | 0 | 対象国に自国の本国プロヴィンスが存在する。自動的にCBが設定され、開戦事由の作成が不要 | 10 | 当該ステートの割譲 |
Restoration of Order | 秩序の再構築 | 0 | 0 | 対象国の全プロヴィンスが自国の本国プロヴィンスである。自動的にCBが設定され、開戦事由の作成が不要 | 10 | 勝者への併合 |
National Liberation | 民族解放 | 0 | 0 | 対象となるステートがユニオン*10となっている自国の文化グループに属しており、かつ異なる文化グループにより支配されている。Nationalism & Imperialismの技術を有していなければならない。自動的にCBが設定され、開戦事由の作成が不要 | 10 | 当該ステートの割譲 |
Assert Hegemony | 覇権の主張 | 0 | 0 | 両者が列強であり、同じ文化グループに属しているが、ユニオンとなっていない。かつ、対象国は同じ文化グループの国家を少なくとも1か国は影響下に置いている。Nationalism & Imperialismの技術を有していなければならない。自動的にCBが設定され、開戦事由の作成が不要 | 10 | 同じ文化グループに属する影響下にあるすべての国家が攻撃側の影響下に入る |
Containment | 封じ込め | 0 | 0 | 悪評が25以上 | 4 | 賠償要求と侮辱の両方の効果 |
Great War Capitulation | 大戦における降伏 | 0 | 0 | どちらの側にも複数の列強が属する戦争において、自動的に加えられ敗者に適用される。Revolution and Counterrevolutionが研究済みである。 | 0*11 | 賠償要求と同じ |
Repay Debts | 負債取り立て | 0 | 0 | 対象国が財政破綻し、自国からの資金が入っている場合は自動的に許可される。 | 5 | 引き続き利子を取り立てられる。*12 |
Status Quo | 現状復帰 | 0 | 0 | 関係が友好Friendlyもしくは勢力下にある国家の防衛戦争において干渉した場合に自動的に許可される。 | 1 | 白紙講和White Peace |
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