[[AAR]] #author("2020-11-29T01:51:42+09:00;2020-04-09T13:40:02+09:00","","") [[AAR]] [[プレ八紘一宇-とりあえず、朝鮮をなんとかしたい]] +[[プレ *プレ八紘一宇-とりあえず、朝鮮をなんとかしたい/1836年から西洋化まで [#p1d33448] 閣下。 わが日本は欧米列強の前に苦境に立たされています。 このまま非文明国として列強の影響下にはいるか、自立し文明化して列強と争うほどの国力を蓄えるか…。 いうまでもなく、わが日本が歩むべき道は後者です。 では、現状で何をしていかなければならないかについて考えていきましょう。 **文明化・西洋化するにはどうしたらいい? [#c77a783e] まず、列強に入る以前に、さまざまな改革を行い、文明化進展度(Civilization Progress)を100%にして、西洋化(Westernize)する必要があります。 これはPoliticsタブのReformsタブから実行していきますが、Research Points(RP)を貯めて改革を選択する、という点では文明国における技術開発とほぼ同じ流れだと言えます。((文明国の技術開発と違うのは、前もって開発する改革を選ばなくてもよい、そのときに改革したい内容を実行できる、という点である。)) &ref(18361030_politics.jpg); &ref(18361030_p1.png); 上は「外国の兵器Foreign weapons」について、「輸入するImported weapons」を導入した場合の効果です。 「Research points bonus when conquering」とは、非文明国は他国を征服した際にRPのボーナスがあるのですが、それが25%増しになることを示しています。((文明化には征服が有効であることがわかるが、いくらでもできるわけではない。)) 「Civilization progress」が文明化進展度を表します。この改革であれば10%進展します。 基本的に、軍事改革Military reformsは必要となるRPが少ないかわりに文明化進展度は低く、内政改革Economic reformsは必要となるRPが高いかわりに文明化進展度も高くなっています。 この改革は他にも、陸上ユニットの防御力Land unit defenceに10%のボーナス、技術「Flintlock Rifles」の研究が可能になる効果がもたらされます。後者は歩兵infantryの生産が可能になる技術です。 その下にある赤字は改革によるデメリットです。 改革はつねに現状維持を求める人々から反感を受けます。 この改革では、自由主義者Liberal、保守派Conservative、反動主義者Reactionaryに闘争性Miltancyを持たせます。 闘争性は反乱までの堪忍袋というべき数値で、8を越えると危険なレベルです。 時間経過やイベントで下げることはできますが、人為的かつ効果的に減少させる手だてはほとんどありません。 **改革の方向性と決断 [#n399772f] まず、決断Dicisionsで「早期明治維新」early Meiji Restoration を実行します。((もう一つの決断である「明治維新」は条件としてどこか列強(大抵はアメリカ)の勢力下(Sphere)に入っていなければならないが、そうなるには10年ほどかかるし、自らどこかの勢力下に入ることはできないので、待っても無意味である。土地改革も実行されない。修羅の道を突き進むしかない。)) この決断により土地改革Land Reformsが達成され、文明化進展度が15%得られます。 今後十数年間ほどかけて、残りの85%を埋めれば、晴れて文明化・西洋化を成し遂げられるというわけです。 さて、改革の方向性ですが、筆者は -Foreign weapons:歩兵の生産が可能に 軍事力の増強につながります。反乱への備えとしてもよいでしょう。 -Transportation system :平原などのプロヴィンスに鉄道の敷設が可能に 鉄道をひくと、おおよそ税収が3〜5割程度増加します。 建設費が必要なものの、Financial reform より効果があるように感じています。 -Foreign naval units :軍港建設が可能に 海軍の建造は軍港がなくても可能ですが、維持ができず、海軍が使い捨てになってしまいます。 また、強力な軍艦Man 'O Warの建造も可能になりますので、外征を考えるならこの改革は必須となります。 の3つを優先しています。 最初の改革は陸軍にして兵種を歩兵にし、次の改革としては、外征を早くするなら海軍技術を、国内産業・財政の健全化なら鉄道を、という選択になるでしょう。 教育効果を高めるEducation reformを優先すべし、という話もあるのですが、どうでしょうね。 筆者の実感としては仮にRPの増加が期間中平均で1増えても、10年間では3650程度にかならないので、それなら外征した方がよいと考えます。((もちろん、後述するようなRP全体に影響するブースト効果もあるので、一概には言えない。とはいえ、最初にとりかかると2年もかかるのであんまりお得感はない。)) **改革をブーストする決断とイベント [#g83c9d4f] 改革をブーストする効果のある決断、イベントは次の4つです。 -早期明治維新 Early Meiji Restoration &ref(Early_Meiji_Restoration.jpg); 他の国にはないブースト効果のある決断です。 6000近いRPを獲得し、土地改革を実行済みにできるのに加えて、1日あたりのRPの増加を30%増しにします。 -西洋化の風 Wind of Westernization &ref(westernization.jpg); 重要なイベントで、1日あたりのRPの増加を20%増しにする効果があります。 今回のプレイでは1843年に発生しましたが、1850年近くになっても発生しない場合もあります。 ちなみに、イベント発生は確率でコントロールされています。(判定はmonths=360なので、1年あたりでは約3%の発生率) 早ければ早いほど嬉しいイベント。 -教育の刷新(教育勅語) Rescript on Education &ref(Educational_Reform.jpg); あまり見ないイベントで、旧来の教育制度を改革するイベントです。 イベントの名称はどうやら「教育勅語」なのですが、記載している内容はあまりそういうような雰囲気がありません。 1日あたりのRPの増加が5%増しになるという、ちょっと嬉しいイベント。 -軍事顧問の派遣 Military Mission &ref(military_mission.jpg); これは西洋化の風のイベント発生がトリガーとなっているようです(未確認。ただし、そのイベント発生直後からよく発生する)。 ボーナスとしては2%とわずかですが、プロヴィンスのイベントで、いくつも同時発生するため、上の教育の刷新より効果が出ることもあります。 ただし、やって来た軍事顧問が現地の人たちといさかいを起こすイベントのトリガーともなっており、選択によっては列強国との関係が悪くなります(戦争にはならないが)。 **情け容赦ない叛乱軍 [#g8c90519] このゲームの叛乱軍はかなり情け容赦がありません。 どこにそんな勢力を蓄えていたのかというくらいに、一斉に蜂起します。 &ref(rebels_1.jpg); 最初はこんなカワイイもんですが… &ref(rebels_2.jpg); だんだんとえげつなく叛乱勢力が増えてきます。 &ref(18470328_rebels.jpg); これは西洋化直前の叛乱ですが、かなりの量の叛乱軍が湧いてでています。 文明化してからも叛乱が相次ぎます。((下の画像はまだまだこれもカワイイほうで、1か所に69千の兵力とか、ありえない数の叛乱軍が出現することもままある。植民地と本国の同時蜂起がふつうに発生したり。どう考えてもおかしい。内務省は何をやっているんだ?)) &ref(18820410_rebels.jpg); うまく改革が進むような政体にしていれば彼らの不満をうまく解消できることもあるのですが、日本の場合はまず無理だと思います。(特に、工場などの建設独裁的な進め方をしたい場合は保守派政党を与党にせざるを得ないため。) 叛乱に関して、一つ確かなことは「宣戦布告直後は特に危険」ということです。 したがって、「よーし、海外を攻めちゃうぞー」と総出で出かけると本国で革命が起きるだけでなく、戦争もうまくいかないことがあります。 **近代日本とちがう? [#u43cc155] どうしてもゲームなのでしょうがないのですが、ゲームをやっているとわたしたちが知っている近代日本とちがいます。 代表的なところでは… -鎖国していない。 プレイヤーがやるのでどうしても仕方ないのですが、清国と同盟できたり、海外へ遠征できたりします。 -カネに困らない。 本当に困りません。RGOの産出自体がものすごいので、鉄道や産業技術だけでマイナスになることはほぼありません。大海軍を養うことも可能です。 -関税自主権を喪失しない。 小学校で習った歴史によれば、近代日本は早期に関税自主権を喪失し、その回復が近代化・国際化への歩みを表していましたが、このゲームでは最初っから関税100%がふつうにできます。小村寿太郎涙目。 というところですか。 **ところで、なんで「朝鮮をどうにかしたい」の? [#mc0a594f] 実のところ、朝鮮を征服するには大変な苦労が必要となります。 -初期のころに宣戦布告すると清国の介入を招く可能性が高い。 初期の兵力でも朝鮮を滅ぼすことは可能ですが、海軍が貧弱なため、清国の攻撃を防ぎきれるかは微妙なところです。((2年間耐え忍ばないとまず無理だが、満洲から押し寄せたらまず勝てない。満洲が通過を許可しないことを祈るしかない。)) 改革を進めると国内叛乱が発生する危険性が高いため、十分な兵力がない状況では難しく、改革をわざと進めずに戦争することもかなり困難です。 また、初期には十分な量の帆船が世界市場にないために、海軍の整備自体が難しく、資金にも限りがあることがあります。 -十分に国内改革を進めてからだと、朝鮮が(日本も)アメリカの勢力下にはいってしまう。 この場合は、朝鮮だけでなく、もれなく日本もアメリカの勢力下にはいっていることですので、列強・準列強にならない限りは戦争理由をつくることすら不可能となります。 仮に準列強以上になっていたとしても、朝鮮がアメリカの勢力下にいれば、朝鮮への宣戦布告はアメリカの介入を必ず招きます。 これは清国の介入より厄介で、戦勝点が「アメリカ」の基準になるため、朝鮮全土を占領していても20点ぐらいにしかならず、併合に必要な85点には到底及びません。いわゆる「無理ゲー」の世界です。 …じゃあ、列強になってから、ちまちま朝鮮に影響力を行使してアメリカの勢力圏を排除するか? いやいや、そんなことをしていたらいつまでたっても朝鮮はどうにもなりません。 一つ、手があります。 アメリカは南北戦争中は絶対に介入してきません。 ここを狙うのです。 ただし、朝鮮が清国と同盟していた場合は清国の介入を招きます。 しかし、南北戦争が勃発するのは早くても1850年代。 近代化直前か、済ましている可能性が高い時期です。 近代化を済ませていれば、わが軍には野砲が加わっているはずで、早期に戦争を済ませることができるはずです。 ただし、朝鮮が清国と同盟していた場合は清国の介入を招きます。 しかし、南北戦争が勃発するのは早くても1850年代。 近代化直前か、済ましている可能性が高い時期です。 近代化を済ませていれば、わが軍には野砲が加わっているはずで、早期に戦争を済ませることができるはずです。 ただし、南北戦争はイベント表示されません。 「John Brown's Last Raid」のイベント表示があれば、南北戦争はかなり近いと思ってよいでしょう。 ただし、南北戦争はイベント表示されません。 「John Brown's Last Raid」のイベント表示があれば、南北戦争はかなり近いと思ってよいでしょう。 &ref(john_brown_last_raid.jpg); &ref(john_brown_last_raid.jpg); あとは、外交Diplomacyタブの戦争ビューでつねに確認するようにしましょう。 征服の開戦事由は南北戦争開戦を知ってからでも時間的にまず問題ありません。 あとは、外交Diplomacyタブの戦争ビューでつねに確認するようにしましょう。 征服の開戦事由は南北戦争開戦を知ってからでも時間的にまず問題ありません。 次:[[プレ八紘一宇-とりあえず、朝鮮をなんとかしたい/1836年から1844年まで]] 次:[[プレ八紘一宇-とりあえず、朝鮮をなんとかしたい/1836年から1844年まで]]